間違いだらけのカタルシス理論
2013年04月16日
まともに取り合うべきか迷うレベルの 「フィルタリング否定論」
児童ポルノ規制による性犯罪の増加
(web 魚拓)
このサイトの上から 1/4 あたりで、管理人ランナー氏は
インターネットのフィルタリングが強姦件数を増加させた、
という主張を行っています。
ランナー氏の考えからすれば、性表現を規制しようとする
社会の風潮が性犯罪を誘発すると言いたいんでしょうが、
そのような因果関係を裏付ける論理的根拠や学問的知見は示されていません。
その代わりにランナー氏が根拠として提示するのは、
例によって強姦件数の推移とフィルタリング利用数推移のグラフを
関連付ける (こじつける) という手法です。
そして、少年による強姦件数に関して、
このような統計解釈を披露しています。
2008年2月から携帯電話フィルタリングを開始したことにともない、
2008年の後半は、今までの傾向とは逆に、少年による強姦が急増
(全年齢による強姦に比べて、少年による強姦の割合が突出し)
(下半期は上半期の84%増)しました。
2009年には、13才以下の青少年による強姦犯罪が急増しました
正直この時点ですでに苦し紛れ感満載であり、
まともに取り合っていいのかどうか迷うレベルですが、
フィルタリング否定論に関してはランナー氏もかなり
力を入れて論じているようですし、
私が反論しとかないとまた一部の愚直な規制反対派が
「ランナー氏は正しいんだ!」 とか勘違いしかねません。
ただ、ここでのランナー氏の主張はこれまでにまして
ムッチャクチャぶりが爆発してまさに混沌状態であり、
かいつまんで反論するにも膨大な紙幅を要してしまいます。
ゆえに、上のグラフを見て 「アホらし!」 と思った方は、
今回のエントリはここから先は読まなくても大丈夫でしょう。
もっと有意義なことに時間を使ってください。
(ちなみに、ランナー氏は認知件数と検挙人数を
ごっちゃにしてグラフを作っているようですが、
少年犯の正しい比率が計算できないなど不都合があるため、
私が作成したグラフはそれらの別を明記しています。)
さて、ランナー氏は2008年のフィルタリング普及上昇で
少年の強姦犯が増加したと主張します。
このグラフは半年ごとの検挙人数で折れ線データを作っており、
2008年上半期だけ見れば件数は上昇したように見えるんですが、
その後フィルタリング普及上昇傾向がやや落ち着いても
検挙人数は脈略無く、同じくらいの振幅で増減しています。
なぜかランナー氏は、2009年以降の増減が
何に由来するのかを語ろうとしません。
おそらく、こじつけれるほどの原因が見つからなかったのでしょう。
とりあえず、フィルタリング普及傾向はその後も上昇していることですし
1年ごとのデータでもうちょっとスパンを長く取ってみます。
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こうやって見れば 「このデータだけではフィルタリングと強姦の
因果関係は見いだせない」という事がすっきりとわかると思います。
(2008年は6人増えただけ)
また、ランナー氏は少年犯による強姦全体の割合を問題にして
「急増」 「突出している」 などと煽ってますけど、
これもグラフにしてみたらどうなるでしょう?
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まあ、増えてるっちゃ増えてますが、ほとんど問題にならないレベルでは?
少なくとも、10年前の比率はこれの2倍以上あったわけですしね。
ちなみに、全体の強姦認知件数。
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まあ話がフィルタリングなんで、18歳以上の強姦加害件数が
関係することは無いでしょうし、このグラフだけを見るなら
そう考えざるを得ないでしょう。
この話は後でまた出てくるのでよく覚えておいてください。
触法少年 (14歳未満) による強姦補導人数に関しては、
逆に2008年は前年に比べて2人減っています。
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2009年、フィルタリング普及上昇傾向がやや落ち着くにつれて
皮肉にも補導人数が増加しちゃってます。
ランナー氏はもっともらしく、
2009年には、13才以下の青少年による強姦犯罪が急増しました
などとのたまうわけですが、肝心の2008年は減少しているにも
関わらず、なんでそれを無視して2009年のデータに着目するのでしょうか?
また、2009年は14歳以上の少年犯人数が
減少している事実からも目をそむけているようです。
だいたい、触法少年のデータは増減数が常に一桁で推移してて、
7人程度の増減ならフィルタリング以前からも起こってますし、
100万件単位のフィルタリング普及推移を持って
8人とか15人とかの補導人数への影響を語るのは
規模的に見てもかなり無理があるんじゃないでしょうか?
要は、最初からこんなデータで規制の影響を語ろうって
こころみ自体が大きな間違いだってことです。
続いて、ランナー氏は各都道府県のフィルタリングに関する
条例導入時期と強姦件数の因果関係に着目します。
そして、様々なデータを検証し、
フィルタリングを含む一連の青少年規制を早く始めた県ほど
強姦犯罪が多い
という結論を導きます。
勿論、ぶっちゃけて言えば時系列の順序は逆で、
先に結論を設定してからそれに合うデータを切り貼りして
グラフにしているだけなのは言うまでもありません。
まず最初に出てくるのはフィルタリング開始年・青少年条例制定年と
各県の強姦件数を組み合わせた散布図です。
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ランナー氏はタイトルに強姦件数と書いてますが、
使用しているデータは地検による被疑者処理数のようです。
強姦件数と被疑者処理数は全然違うはずですが、
ランナー氏はあまり気にしていないようです。
(もちろん、私も気にしません。最初から無意味なデータですから)
それよりも問題なのは、ランナー氏がここからのデータに
少年犯に限らない全年齢の強姦加害件数を使用している点です。
フィルタリングなどの青少年への規制の影響を語るにあたり、
どうしてまた成人の強姦犯の増減を根拠にするのでしょうか?
こうした自説に都合のいいデータによる牽強付会は、
まさにランナー氏の面目躍如と言ったところでしょう。
次にランナー氏は、いくつかの都県を例に出して
フィルタリングと強姦件数の因果をこじつけようと試みます。
これが物凄いのは、
「青少年規制をはじめた県ほど強姦犯罪が多い」
と断言していながら、例に出した兵庫県や広島県などの中で、
いったいどの県が導入時期が早いのか遅いのか、
いったいどの県の強姦件数が多いのか少ないのか、
書いてある説明ではサッパリわからない点です。
たとえば、これは兵庫県の例ですが
違法サイト摘発が2002年、フィルタリング努力義務が2006年、
義務化が2008年となってますが、
これが早いのか遅いのか何の説明もありません。
人口10万人あたりの強姦件数は1.2件で、全国平均の1.4件に近いレベル
だそうですが、いったい何を言いたいのでしょか?
他のグラフでも努力義務やら完全義務化やら
包括指定やら深夜外出禁止やら、
いろんな規制事例を例示したりしなかったりします。
データの参照基準が全く統一されていないのです。
おまけにそれらが早いのか遅いのかの説明が何もなく、
読んでいる人を煙に巻いた揚句のはてに
携帯電話フィルタリング政策により重い性犯罪(強姦)を増すことになるのなら、
その政策は、青少年の健全な成長を著しく阻害するものであって、
社会的法益に反するのではないでしょうか。
という結論に達するのですからたまりません。
神奈川県はどうでしょうか?
神奈川県のフィルタリング義務化は2011年4月からです。
ゆえに、神奈川県のグラフでは2005年の努力義務と、
コミック・マンガの規制追加件数を基準に
因果関係を探っているという事になります。
あんまり増えているようには見えませんね。
2005年から2008年で半分くらいに減ってますし、
何といってもフィルタリングの努力義務と
包括指定開始以降に件数が急速に減少しているのが
アイタタタタタ・・・という感じです。
流石のランナー氏もやばいと思ったのか、
ここでは強姦ではなく少年による強制わいせつ罪を
根拠として使用しています。
そして、
神奈川県の未成年による強制わいせつ件数は、
2009年に61件に急増した。
この急増現象は神奈川県が他県より突出している。 (一部略、誤字訂正)
と書いてます。
だから、なんで2009年なんですか?
コミック・マンガの規制件数が上昇してピークに達したのは
2007年後半だと、あなたのグラフに書いてあるんですけど?
神奈川県に関しては、唯一未成年による強姦件数も
データとして使用しています。
これも確かに増えてるっちゃ増えてますが、1~2件の増減を
ことさら強調するのもなんだかなって感じです。
しかもなぜかここだけ、神奈川県限定じゃなく
全国規模のフィルタリングを根拠にしちゃってますし。
岐阜県に関しては唯一
早くも2006年からインターネットフィルタリングを含む規制を推進していた
という説明があります。努力義務の開始時期に関しては
他の都県も大した変りはないようなんですが、それはともかく
その下にはこんな記述があって度肝を抜かれてしまいます。
岐阜県の人口10万人あたりの強姦認知件数は
全国平均より低いので認知率(暗数)の変化も考慮しました。
その結果、この条例の施行直後に強姦認知件数が
減っていることから、この条例には強姦の認知率を上げる効果は
無いと考えられます。(一部略)
要するに、岐阜県の場合は早くから努力義務化を
始めたにもかかわらず、自分の
フィルタリングを早く始めた県ほど強姦犯罪が多い
という仮説に合致しないものだから、特例として暗数を
(被害者の泣き寝入りで表に出てこない件数)
考慮した結果、
「岐阜県は強姦件数が少ないけど、泣き寝入りで
表に出てこない件数もいっぱいあるはずだよね。
フィルタリングやってもそういう暗数が
表に出てこないから、やる意味がないよね」
と開き直っているのです。
なんでフィルタリングに強姦犯罪の認知率向上効果を
期待しなければいけないのか、さっぱり理解できません。
強姦件数が多ければ 「多いからいけない」 と言い、
少なければ 「効果が無いからいけない」 と言い、
どっちに転んでも 「フィルタリングは悪」 という結論に達するのですから、
これでは最初からデータを検証する行為自体に意味がありません。
長野県のグラフに至っては、ランナー氏の大胆かつユニークな
イマジネーションの飛躍は頂点に達します。
「親子で学ぶセイフネット講座」 開始で強姦件数が減少した
だそうです。
いったい、どれだけ想像力をたくましくすれば、
小中学生とその保護者を対象とした
市民講座の開催に影響されて、
犯行を思い止まる強姦犯罪者予備軍
なんて存在に思いを馳せることができるのでしょうか?
ありとあらゆる性表現規制に対する尋常でない憎悪が
駆り立てているのであろう妄想力のチギレっぷりは、
余人・凡人におよびもつかぬ域に到達してしまっているようです。
ところで、長野県の強姦件数に関して、
2000年以前のデータはどうなってるのかと
ちょっと気になって調べてみました。
すると、おかしなことにランナー氏のグラフと
警察庁の統計に、一部食い違いが見られます。
また、ランナー氏は長野市の青少年条例制定を
2002年としていますが、施行は2003年4月1日です。
○長野市青少年保護育成条例
これらをふまえ、グラフを作り直してみました。
画像をクリックすると大きな画像が別画面で開きます
平成14年(2002年)以前の強姦認知件数に
大きな相違があります。
私のデータが間違っているのか、
ランナー氏のデータが間違っているのか、
それともランナー氏がデータをねつ造したのか、
原因はわかりませんが、私のデータが正しいなら
そしてランナー氏の統計解釈を援用するなら、
長野市の青少年保護条例が強姦件数を
大きく減少させた、という事になってしまいます。
まあこんなことは大した違いではない、
とついつい感覚がマヒしてしまうほどに
セイフネットの件の破壊力は凄まじいものがありますけど。
私もランナー氏に深くかかわりすぎて
規制反対派の暗黒面に落ち込まないよう
じゅうじゅう気を付けたいと思います。
★補記
今回私が作成したグラフは、主に警察庁の統計を
基にしています。
問題となる2002年の長野県の強姦件数に関しては、
平成14年の犯罪
→ 3 年次別 府県別 罪種別 認知・検挙件数及び検挙人員
→ PDFファイルの21ページ
と辿って行けば、長野県の強姦認知件数を確認できます。
いちいち見るのが面倒くさいという方のために、
PDFファイルのスクリーンショットを貼っておきます。
画像をクリックすると大きな画像が別画面で開きます
なお、平成22年のデータのみ見つからなかったので、
ランナー氏のグラフの数値をそのまま使用しています。
(2011/7/31 entry)
混じりっ気なしの偽善と解釈せざるを得ない!
児童ポルノ規制による性犯罪の増加
(web 魚拓)
このサイトの一番最後にでてくるのは、
私が作成したグラフに項目を追加した
イギリスの強姦認知件数グラフです。
画像をクリックすると大きな画像が別画面で開きます
掲載順は最後ですが、最初にここでも書いた通り、
管理人ランナー氏と私の関わりはこのグラフから始まりました。
「スコットランド単純所持禁止」 「サイバー条約採択」 は
ランナー氏が後で追加した項目です。
続いて、ランナー氏のコメント。
(前略)
イギリスでは「単純所持禁止」に向けた児童ポルノ規制の強化につれ
逆に犯罪が増えたようにも見えます。
すなわち、イギリスは、児童ポルノ単純所持規制以前は
性犯罪が少なかったのに、、、
単純所持規制法成立に向けた規制強化につれて、性犯罪が多くなってしまって、
また、法制定後は、更に性犯罪が多くなってしまって、
現在のイギリスの性犯罪はとても多くなってしまって、
残念な国になってしまっているようです。
(イギリスの児童ポルノ規制の関係者は、
何が児童への性犯罪を誘発するのかが分かっていなかったようです。
最近は、イギリスも、禁止施策が逆効果になる場合があると
気づき始めたようですが、、、)
英国強姦件数グラフに関する議論に関しては、
このカテゴリの最後でちゃんと取り上げる予定なので、
ここでの反論は簡単に要点だけを述べておきます。
・ 1978年の 「みだらな児童の写真の頒布禁止」 以降 1984年まで強姦件数は横ばい。増えていない。 ・ 1985年に上昇しはじめ、その傾向は2003年まで ほぼ同水準で増加し続けている。 1988年に単純所持が禁止、1994年に疑似写真が禁止されるが、 その上昇直線に何ら変化は認められない。 ・ 強姦件数増加には児ポ規制とは別の要因が働いているとしか 考えられない。 ・ したがって、少なくともこの統計・グラフだけでは 「英国児ポ法が強姦件数を増加させた」 という根拠にはなりえない。 |
これは、英国の強姦件数と児童ポルノ規制の因果関係における
私の主張の繰り返しです。
ランナー氏もこのエントリ全部を見ているはずなんですが、
視覚面でわかりやすいグラフにしか目がいかなかったのか、
自分のHPでの反論は一切ありません。
もしかしたら、反論したくてもできなかったのかもしれません。
反論はできないけれど、私のグラフだけは利用価値があると踏んで、
論証部分はあえて無視したのかもしれません。
もしそうだとすれば、自分の間違いを認識していながら
「イギリスは性犯罪が少なかったのに、、、、」 だの
「現在のイギリスはとても残念な国になってしまっているようです」 だの
幾分感傷的ともいえる思わせぶりなコメントを寄せる行為を、
私は混じりっ気のない
100%の偽善であると解釈します。
この人には、罪悪感とか良心の呵責とかいう
道徳心の持ち合わせはないのでしょうか?
人の言うことを一切聞かず、全く論理的でない主張のみを
披瀝して恥じない姿勢は、もはやカルト宗教の域であると言って
過言ではありません。
いったい何が彼をここまで狂信的に駆り立てているのでしょう?
こんな人が、統一教会を批判するHPのコンテンツで
ダマされやすい純粋なオタクの子 (アホの子 by藤原興氏) を
日々洗脳し続けるとは、何かの悪い冗談なのでしょうか?
(2011/8/2 entry)
とっても怪しい 「怪しい児童ポルノ規制法案」 が与えた影響など
児童ポルノ規制による性犯罪の増加
(web 魚拓)
最後に、上記サイトの管理人であるランナー氏が
ネットの規制反対派に与えた影響などについて記しておきます。
まず、ランナー氏の主張を引用しているブログやツイッターなど。
http://twitter.com/#!/miztama1016/status/14751573162860545
http://twitter.com/#!/adadjd/status/29264540122
俺の生活のメモ帳 201101
疑似児童ポルノについて - SKY NOTE
(web 魚拓)
本文もさることながら、コメント欄における
例の長野県の強姦グラフに関する
管理人 skymouse 氏とランナー氏のやりとりが寒い。
次に、まとめ系サイト。
世界の「猥褻規制と強姦件数」に関するグラフ
:アルファルファモザイクだった
(web 魚拓)
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オレ的ゲーム速報@刃
(web 魚拓)
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萌エロこむ
(web 魚拓)
画像をクリックすると大きな画像が別画面で開きます
強烈なのは、ランナー氏のサイトからの引用ならび手法の踏襲が
エントリの大半を占めているこのブログ。
表現規制をしらべる
このブログの管理人は sight 氏となってますが、
ランナー氏の別アカウントじゃ無いかと思うくらい
主張内容が何から何まで一緒です。
余計なお世話かもしれませんが、このブログに
TBかコメントでも入れて反応を見てやろうかと思ったのですが、
このエントリを見て 「ダメだこりゃ」 とあきらめました。
Wikipedia での、条例規制と強姦犯罪増加の相関に関する議論
このエントリは、ウィキペディアの東京都青少年条例の
ノートページ (記事内容について議論するページ) をコピペしたものです。
内容を要約しますと、 wikipedia の記事に例の
「青少年保護育成条例の強化後に強姦犯罪が増えた」 という記述を
行った Mathem 氏に対し、疑義を呈するかんぴ氏との間で議論となり、
他の参加者からも袋叩きにあった Mathem 氏が
しぶしぶ該当部分を削除した、というものです。
Mathem 氏はソースとしてランナー氏のサイトを出典しており、
かんぴ氏から 「信頼に値しない」 と一蹴されています。
(Mathem 氏は他の記事でも同様の行為を繰り返している模様。
Wikipedia:コメント依頼/Mathem - Wikipedia)
どう見ても Mathem 氏は完全に論破されており、
ランナー氏の主張が一般にとても受け入れられない事実を
如実に示した好例である思うのですが、
sight 氏はこの議論を自分のブログに引用していながら
その後のエントリでも相変わらず
ランナー氏の主張を踏襲し続けています。
こういう人にはもはや何言ってもダメなんでしょうが、
sight 氏や Mathem 氏がランナー氏と別人であるなら、
ランナー氏の主張を真に受けて精力的に布教活動を行う
信者の存在が確認できた、という事になります。
正直、今回ランナー氏の影響力を量るべくいろいろ探して
とりあげたブログやツイッターの中で、閲覧数が
無視できないほど大きいのはアルファルファモザイクくらいでしょうし、
その意味ではランナー氏に対する支持は限定的であると
言えなくもありません。
規制反対派の中でも、支持者は決して多数派では無いでしょう。
(上記まとめブログのコメント欄にも、否定的な意見あり)
しかし、2ch の表現規制関連スレッドなどでは、
ランナー氏流のカタルシス理論の援用が
繰り返し書き込まれているのは確かですし、
英国強姦件数グラフが私の意図と逆方向で
恣意的に引用されているのもまた事実です。
検索結果 - Yahoo!検索
恣意的な引用の一例 ↓
【政治】 石原知事「書物が子供を犯罪や非行に教唆することはない」と自著で記述 ~指摘され「その頃の私は間違っていた」と反省 [12/17] 726 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/12/18(土) 00:57:23 ID:W9ih5wNT0 ******* 規制派によってレイプ被害に遭う子供たち **** イギリスの強姦認知件数と16才未満不法性的交流件数と 児童誘拐犯数*20 未成年の犯罪やレイプなどの被害は漫画が起こすのではない、 無能な政治家が増やすのだ |
【世界日報】漫画の児童ポルノ規制は当然 強姦や近親相姦、 親を斧で殺す…漫画やアニメの有害情報は目に余る★2 108 :名無しさん@十周年[sage] :2010/03/28(日) 10:56:07 ID:Gh7kbGse0 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ キチガイに騙されたイギリスとアメリカの哀れな末路 ___ ♪ ∩∧__,∧ / || ̄ ̄|| _ ヽ( ^ω^ )7 どうしてこうなった! |..||__|| /`ヽJ 英 ,‐┘ どうしてこうなった! | ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ ´`ヽ、_ ノ | | ( ./ / `) ) ♪ @イギリスの強姦認知件数 https://livedoor.blogimg.jp/captain_nemo_1982/imgs/3/7/37394582.jpg 普通は最近になればなるほど減るんですがイギリスだけ異常ww ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
私の作ったグラフがデマゴーグに利用されている現状は
正直、忸怩たるものがあります。
ランナー氏やその信者連中が、
「知られていない重要な真実を世に知らしめるべき」
という厨二病的正義感に捕らわれて行動しているなら、
彼らを論理の力で思いとどまらせるのは不可能でしょう。
そんなもんにダマされる方が悪い、と開き直るか、
信者たちが大人になって目が覚めるまで生暖かく見守る以外
打つ手はなさそうです。
(もっとも、「厨は一秒おきに生まれてくる」 というのも
また真実なのですが・・・・・・)
(2011/8/3 entry)
スウェーデンをディスるコピペに対する疑問。- 荻上式BLOG
ここからのエントリは、他サイトやブログにおける
カタルシス理論批判を取り上げます。
と言っても、ほとんどはカタルシス理論そのものよりも
犯罪統計などの解釈の誤りに対する指摘がほとんどです。
規制反対派による性犯罪統計を根拠としたカタルシス理論擁護は
1.ある国や地域の性犯罪件数を時系列で比較する
2.規制の強化度に差がある国や地域同士の性犯罪件数を比較する
の2つに大別されます。
1.の 「時系列比較」 は必ずしも規制反対派の多数支持を
得ていない、と以前に書きましたが、
2.の 「国・地域間比較」 はかなり多くの規制反対派が
論拠として採用している、という印象があります。
(たとえば、「規制が強化されている国ほど性犯罪が多い」
「性犯罪が多い外国の規制を真似するな!」 など)
しかし、そのように単純に比較できるものなのかどうか?
という疑問が今回引用したエントリの主旨となっています。
ディストピア、ディスっとくわ。 - 荻上式BLOG (web 魚拓) (略) 「スウェーデンを見習えさえすればハッピー」という単純な主張を している人がいればどうかと思うけれど、同様に 「スウェーデン=犯罪大国」みたいなのもちょっと信じがたい。 今日も、キャンペーンブログのエントリーを書こうと『正論』とかを 読んでいたらこの話題をみつけたので、既に賞味期限切れの 話題っぽいけれど(?)ちょっと調べてみようと思った。 たとえば林道義さんがHPで次のように書いています。
こういった主張のほか、自殺率がやたら高いとか、 家族が崩壊しているとか、 税金がやたら高いとか、いろんなバージョンがあります。 インパクトもたっぷり、ついついトリビアとして広げたくなりそうなネタで、 実際2ちゃんねるとかでも同じ論旨のコピペがでまわっているんですが、 これらは本当なんでしょうか。 まず「スウェーデンでは離婚率が約五〇%」という点について。 (引用者注 ・ 離婚率と自殺率の検証については略) で、いちばん曲者なのが 「犯罪数が人口当たりアメリカの四倍、日本の七倍。 強姦が日本の二〇倍以上、強盗が一〇〇倍である」 という部分。 たとえば「UNODCのデータを元にした比較データ」を見てみると、 強姦は日本が 1.2~1.7 であるのに対し、 スウェーデンは 14~15 となっていて、約10倍。 強盗は、日本は 1.82~4.07 であるのに対し、 スウェーデンは 65.08~75.04 となっていて、約35倍。 20倍、100倍は誇張だと思うけれど、比較方法によってはそれなりに 近い数字を算出(演出?)できるかもしれない。 たとえば別の年度にするとか、比較年度を統一しないでみるとかね。 ただ、「UNODCのサイト」でも但し書きがされているとおり、 そもそも国によって犯罪の定義やカウント方法がまったく異なるため、 各国の報告件数をもってして「犯罪率」を比較するということはできない という大前提には注意が必要。 別のデータ、「ICPO調査」とか 「UNITED NATION Office on Drugs and Crime」(PDF) なんかではこれまた異なる数字が出されているし、集計の仕方もまちまち。(略) そもそも日本国内でも、年や白書によって数値や定義が 変わっていたりする点に注意を必要とするわけで、 他国と比較するのであればなおさらかも。 つまりこういう数値でわかることは、 あくまで「どの国が、どの犯罪を何件として カウントしているか」ということであって、それが即「犯罪事情」を 表しているということではないということです。 もしちゃんと「実情」を比較するのであれば、各国の基準を調べた後、 基準をそろえなおした上でデータを再集計しなおしたりする作業が 必要不可欠になる。 特に「強姦」などは、「UNODCのサイト」にも 「In the case of some categories of violent crime - such as rape or assault - country to country comparisons may simply be unreliable and misleading」 と明記されているくらい、比較に際しては注意が呼びかけられているし。 (引用者注 ・ 英文拙訳 暴力犯罪のいくつかのカテゴリ - たとえば強姦や暴行 - における他国間の比較は、 率直に言って信頼がおけない、または誤解を招く恐れがある。) たとえば 『European Journal on Criminal Policy and Research』 に掲載された 「Crime Statistics as Construct: The Case of Swedish Rape Statistics」 という論文では、スウェーデンは他のヨーロッパの国々より 約3倍ほど「強姦」の率が数値上多いけど、 それは実際に3倍強姦されてるわけではないので単純に比べられないという 指摘がされている。 数値上多く見える理由として、統計上の要因、 法律上の要因、実質的な要因が それぞれ列挙されており、要するに他の国より強姦の判定が厳しいことも 考慮して吟味しなければならないと書かれている。 この論文では、スウェーデンでは ・ 婚姻例外は適用されないので夫婦間でも強姦がカウントされること、 ・ 届け出された時点で件数にカウントされること、 ・ 強姦の回数分カウントされるためたとえば同じ人に100回強姦されたら 100件とカウントされること (夫婦間で長期間「強姦」があったことが発覚したら、大きくはねあがる)、 ・ 一度カウントされた場合、誤認だとわかっても数値の上では 訂正されないこと、 ・ 未遂でもカウントされること、 ・ 本人の申告だけではなく第三者で届出可能なこと、 ・ 強姦と殺人を同時にすると殺人1+強姦1で数えられること、 ・ 男女間の性交に限定せずオーラルセックスなども含まれるため、 ・ 日本では「猥褻行為」や「痴漢」などとされるものもカウントされること などなど、要するにスウェーデンは強姦に対しての判定が厳しいがゆえに 強姦の率が数値上多くなっているのであって、その数値をもってして 単純に比較はできないということが指摘されている。 もちろん、この指摘がどれだけ妥当なのかは これまた不透明なので注意が必要。 だけれど、これに懐疑を示しつつ実際の数値を透明化するためには、 やはり別の集計方法を考えなければいけないと思う。 「犯罪大国」というフレーズについても言及しておくと、 例えばヨーロッパ評議会がまとめた 「European Sourcebook of Crime and Criminal Justice Statistics」 というデータを見る限り、スウェーデンが特にヨーロッパの中で突出して 強盗率が高いわけでなく、おおむね平均的な値だということがわかるので、 もしスウェーデンが犯罪大国なら、ヨーロッパはほとんどが 犯罪大国ということになってしまう。 もちろん、この数字もそのまま日本のものと比べることができません。 というか、日本をスタンダードにしたら、結構多くの国を 「犯罪大国」呼ばわりしてしまいそうだけど。 (略) 『福祉国家の闘い』 という本がどういう手続きをもって 「強姦事件が日本の20倍以上、強盗は100倍以上」 と結論付けたのかはわからないけれど、比較の基準が不透明であり、 また仮に何かのデータが数値上日本の数倍であったとしても そのデータの背景も綿密に検討する必要がある。 さらに言えば、仮に共通の基準を設けて国際比較をしたとして、 どこかの国がどこかの国より特定の犯罪が多かったとしても、 その差異の根拠を簡単に「○○思想のせい」「○○政策のせい」 というような形で 特定することはとても難しいので、より一層の注意が必要だと思う。 なんでこんなことを書くのかというと、 「スウェーデンはフェミニズムのせいでこんなに悪くなった」 「福祉国家のせいで犯罪が増えた」 みたいなことを本気で書いている人が結構いたから(汗)。 そういう人は同じ口で 「教育のせいで日本はだめになった」 みたいなことを言っていたりして、 どうも素朴なコミュニケーションモデル、朴訥な因果論(陰謀論?)を 信じているように思えてならない。 |
このエントリの主旨は、保守派陣営によるスウェーデンの福祉政策批判の
根拠となっている統計解釈の間違いへの指摘ですが、
これは表現規制反対派による同じ間違いに対する指摘に
そのまま敷衍することができます。
もちろん、これだけでは福祉政策や表現規制の強度と犯罪増加の
因果関係を完全否定出来るものではありません。
明らかに言えることは、
「条件が違う国同士の犯罪統計を単純に比較できない」
「因果関係がどのくらいあるのかはハッキリとわかっていない」
という事だけです。
何にせよ、このような根拠に基づいた
「表現規制を強化している国は性犯罪が多い」
などという主張に対しては十分疑ってかかる
必要があるでしょう。
(2011/10/7 entry)
統計、特に犯罪統計の扱いについて - 児童小銃
今回の引用元である 統計、特に犯罪統計の扱いについて に関して、
管理人 rna 氏がエントリに至った経緯を簡単に記しておきます。
● rna 氏が、『レイプレイ』事件について において
「性犯罪発生率の国際比較に意味は無い」 という主張を行う。
↓
● コメント欄にて、『?』 氏が
客観性の最後の砦である統計すらも無駄と切り捨てるなら
何に基づいてポルノが 「抑止力」 なのか 「誘発力」 なのか判断するの?
という反論を行う。
(『?』 というハンドルネームは、名無しで投稿されたため
rna 氏が投稿者につけた仮称)
↓
● rna 氏、反論するも理解してもらえず、『?』 氏の同調者が
現れたことにより、本エントリにてあらためて詳しく説明。
統計、特に犯罪統計の扱いについて - 児童小銃 (web 魚拓) 『レイプレイ』事件について - 児童小銃 のコメント欄で、 諸外国の強姦発生件数を比較して児童ポルノ規制が 厳しい国ほど強姦が多い との主張があります。 (略) はっきりいって無茶苦茶です。 ? さん は、 統計のなんたるかをほとんどわかっていないとしか思えません。 ましてや犯罪統計のことなんて何もわかってないでしょう。 (略) 犯罪統計の国際比較の問題 ? さんは 「責任ある公的機関から出された統計数字に疑念を差し挟むなら、 その根拠を証明する義務がある。」 などと言っていますが、「数字」 自体には疑念を持っていません。 問題はいくつかありますが、まず、各国の犯罪統計の 「数字」 は 単純に比較可能な数字ではない、ということを説明します。
これは国連薬物犯罪事務所 (UNODC: United Nations Office on Drugs and Crime) の 国際犯罪統計の国際比較について解説した文書にある一文です。 この文書では犯罪統計が何を集計しているのか、 そしてその国際比較がいかに困難かということを解説しています。 なぜ困難なのかというと、 1. 特定の種類の犯罪についてその定義 2. 犯罪の通報の水準と警察活動の習慣 3. 社会的、経済的、政治的な背景 といった要素が国によって異なる場合があるからです。 1 はカウントしている出来事の種類が国によって微妙に異なるという問題、 2 と 3 は警察が認知した出来事を数える以上、 実際に発生した出来事がすべてカウントされているわけではなく、 カウント漏れがあり、その程度が国によって異なるという問題です。 そして、殺人のようにそれらの差異が統計に影響しにくい犯罪と、 強姦のように影響しやすい犯罪があるのです。 その理由は上の文書では詳しくは書かれていませんが、 殺人は定義が比較的はっきりしているのに対し、 強姦は例えば強姦か和姦かの基準 (何を合意とみなすか) が 文化によって異なるなどの定義の揺れがあり、 また、殺人は人が消えたり死体が出たりするので認知されやすいのですが、 強姦は一般に本人の名誉やプライバシーに関わるため 被害が隠される傾向があり (つまり暗数が多い) 、 その度合いは文化によって異なる、等々の理由が考えられます。 そういった事情があるので、そもそもこれらの統計は国際比較を 主たる目的とはしていないと明言しています。
相関関係と因果関係の問題: 擬似相関 それでは仮に前節で挙げたような、犯罪統計の統計値に 影響するような差異がない国同士を比較する場合はどうでしょう? そのような差異がない、ということを立証する事自体 困難だと思いますが、仮にそれができたとすれば 統計値の比較自体は可能でしょう。 しかし、? さんがやりたいことは単なる比較ではありません。 ? さんは 「ポルノが 『抑止力』 なのか 『誘発力』 なのか」 という 問いを立て (この問いの立て方自体がまずいのですがそれは後ほど)、 児童ポルノ規制を強化すると強姦が増えるという因果関係が あるということを、規制のある国とない国を選んで 規制の強さと強姦発生率を付き合わせると相関関係が 見られることを根拠に主張しているのです。 それらの国がどういう根拠で選ばれたのかわからないけど 他の国と比べても相関関係は維持されるの ? とか、 統計値に影響する要因の国毎の差異について検討した形跡がないけど ? とか、 メディアの影響を考えているのなら規制そのものではなく規制した結果、 すなわちポルノ流通量等と比較しなくちゃダメだろう ! とか、 強姦に限らず性犯罪全般を比較したほうがいいんじゃないか ? とか、 そもそも児童ポルノ規制の話なのになんで児童に限らない 強姦全体の統計と比較しているの ? とか、 そういえばポルノ規制一般の強さと児童ポルノ規制の強さは 必ずしも一致しないよね、とか、 そういうことは全部棚上げするとして、 とりあえずここでは相関関係があると思うことにしましょう。 しかしそれでも因果関係が立証されたとは言えないのです。 いわゆる擬似相関の問題があります。 強姦発生率に影響を与える要因というのはポルノ規制だけではありません。 女性差別的な社会風潮の有無や、強姦罪に対する法定刑の重さや 量刑相場、あるいは犯罪全般に影響を与える貧困などの経済的な問題、 犯罪全般の抑止力になる警察力、等々の様々な要因が考えられます。 ポルノ規制以外の要因があるのなら、それらの要因について国の間の差が ないことを立証しなくては強姦発生率の差がポルノ規制の差に 起因するとは言えません。 というか、比較対象になっている国は北米、西欧、北欧、アジアと 文化も制度も違う国々ですから、常識的に考えて差はあるでしょう。 その場合、統計にあらわれた強姦発生率の差は様々な要因の 影響の総和であって、そこからポルノの影響だけを抽出するには 複雑な統計処理が必要です。 相関関係と因果関係の問題: 前後関係 また、規制が強化されたから強姦が多いのか、 強姦が多いから規制が強化されたのか、という問題があります。 これは国と国の比較だけではわかりません。時系列データで 規制の前後での変化を見る必要があります。 ? さんが貼ったコピペには 「児童ポルノ規制をした国では、軒並み強姦事件が増えている」 とありますが明確なソースはありません。 時系列データも各国でいつ規制が始まったかも示されていません。 とりあえずみんな大好きな(?)カナダとスウェーデンを見てみましたが、 微妙です。 カナダの児童ポルノ規制は1993年からだそうですが カナダの性犯罪統計を見ると、現在の性犯罪の分類法が定められた 1983年以降では1993年をピークに性犯罪 (sexual offence: 強姦以外の様々な性暴力を含む) は減少しています。 ちなみに現在のカナダの性犯罪の分類には強姦(rape)という項目はなく、 性犯罪は専ら暴力の程度によって分類されているようです。 スウェーデンの児童ポルノ規制は1998年からだそうです。 強姦発生率は確かに1998年をはさんで増加していますが、 元々それ以前から高い水準にあります (1995年は19.3, 2000年は22.8 (単位は件/人口10万人))。 もちろん、時系列データの比較の際はポルノ規制以外の要因の変化を 考慮する必要がありますし、前節で説明した統計値に 影響を与える要因の変化も考慮する必要はあるので、 これをもって因果関係を云々するのは早計です。 とりあえずわかるのは 「児童ポルノ規制をした国では、軒並み強姦事件が増えている」 という強い主張は怪しいということです。 問題設定の問題 そもそも、統計の解釈以前に ? さんの 「ポルノが 『抑止力』 なのか 『誘発力』 なのか」 という問題設定はおかしくないですか? 論理的にはそのどちらでもある、あるいはそのどちらでもない、 という可能性だってあるのです。 「誘発力」 がなさそうだというのはすでに知られています。 暴力的メディアが子供の暴力性に影響を与えるかどうかという研究は 何十年も繰り替えされてきましたが、そのような 「誘発力」 は 概ね否定されています。 性的メディアの影響についての研究は暴力的メディアの研究に比べて まだまだ厚みが足りないようですが、やはり結論は概ね否定的なようです。 しかし 「誘発力」 がないなら「抑止力」はあるんだ、 ということにはなりません。 むしろ、メディアの影響力が限定的なら「抑止力」だってないと 考えるのが自然です。 松文館裁判 意見証人意見書 - MIYADAI.com Blog で宮台真司は 日本の社会の都市化・情報化と性行動・性犯罪の低下の相関関係を元に 性的メディアが 「抑止力」 になる可能性を示唆していますが (代理満足説)、相関関係が因果関係を表す根拠は不十分です (だから 「可能性」 としか言っていない)。 ぶっちゃけた話をすれば、メディア規制に警戒する立場なら メディアの影響力は少ないほうがいいんです。 犯罪抑止力とか言うと良い影響のように見えますが、同じ理屈で 「エロゲーは行動力を奪う! 少子化の原因だ!」 なんて主張だってできてしまうのですから。 そのへんを踏まえるとむやみに代理満足説に飛びつくのも どうかと思います。 まとめ 統計が何を数えていて何を数えてないのか把握しよう 数えているものが違えば比較できません 相関関係はかならずしも因果関係ではありません 複数の仮説は全部正しいことも全部間違っていることもありえます その仮説を突き詰めると何を意味するのか把握しよう 都合のいい説にむやみに飛びつくと墓穴を掘ります |
疑似相関の有名な例としては、
「アイスクリームの売り上げが上がると、
プールでの溺死事故が増える」
というのが挙げられます。
実際は 「溺死増加の原因はアイスクリームの売り上げ増」
ではなく、もちろん 「アイスクリーム売り上げ増の原因は溺死増」
でもなく、全く別の変数 (たとえば気温上昇) が
両者に影響をあたえているという解釈が妥当である、という事です。
規制反対派のようなデマゴーグはこの疑似相関を用いて
「表現規制が強い国は性犯罪が多い」 などと主張し、
あたかもそれが統計的根拠に基づく客観的事実であるという
印象操作でエロゲやロリマンガを
正当化するのが大好きなので、
くれぐれもこういうウソにはダマされないようにしなければいけません。
今回引用したエントリ自体は規制反対派のカタルシス理論に対する
有効な反論として非常によくできていると思うのですが、
唯一、最後の方ででてくる宮台真司氏の 「代理満足説」(カタルシス説) を
悪影響説の上位においている点に関してはちょっと不満もあります。
もっとも、このエントリは2009年にアップされたものですから、
2010年の「有害」規制監視隊の宮台氏批判を目にする前の私も
カタルシス説はともかく悪影響説に関しては似たような認識であったので、
偉そうなことは言えません。
また、「抑止」 「誘発」 が違法行為に対する影響力という
限定的な文脈で用いられているのなら、それほど異存もありません。
メディアの悪影響が学説で認められているのは確かですが、
その 「悪影響」 は必ずしも犯罪行為の誘発に
限定されるものではないからです。
興味深いのはコメント欄で行われている議論で、
おそらく規制反対派と思われるコメント氏は、rna 氏による
統計解釈の正当性はしぶしぶ認めざるを得なかったものの、
「規制派が 『エロゲーは犯罪を助長する』 と言いがかりを付けているから、
それに対しての反論として犯罪率の違いを示している」
「感情的な扇動に対して、犯罪率の違いを示す戦術は間違っていない」
などと食い下がります。
そして、「そもそも汚い議論を仕掛けてきたのは向こう (規制推進派)」
という理屈で、
「見苦しかろうがなんだろうが、
有効なら使うというのは戦術として間違っていない」
「規制反対派の目的は、きれいな議論をすることではなく規制論をつぶし、
エロゲー業界を生き残らせること」
「相手がそういう手段を使っているのに、反対派だけがそれを使わないのは不利」
などと開き直りを見せるばかりか、rna 氏の
「合理的な根拠に基づく正しい政策」 を
「場違いなきれいごと」 「理想論の押しつけ」 であると斬って捨ててしまいます。
rna 氏が 「デマに対抗してデマを流すとか本気ですか?」
と呆気にとられるのも無理はありません。
ちなみに、私はこういうマキャベリズム的政治手法を
必ずしも全否定できるものではないと思っています。
己が信念を貫くためなら、時には手を汚す覚悟も必要でしょう。
また、「はじめに」 でも書きましたが、
冷静かつ消極的レベルにとどめた上でささやかな反証を提示する
受動的姿勢は議論の手法としては有効であると評価できます。
もっともこの評価には但し書きがつきまして、それは
議論相手が統計学的知識を全く知らないという条件が必要な事です。
何の考えもなく 「性表現で犯罪が増える」 などと主張する
アタマの悪い規制推進派相手とのディベートなら、
疑似相関を悪用したカタルシス理論も有効でしょう。
しかし、政策的にどちらの立場をとるわけでもない合理主義者にとっては、
単なるバカとウソつきの不毛な闘いにしか見えません。
マキャベリズムの覚悟があるわけでもなく、
合理主義や理想論を捨てることもできない、
厨二病的正義感を骨の髄まで染み渡らせた
カタルシス説擁護の規制反対派 (ランナー氏信者など) が、
こういう現実を目の当たりにしてまだなお、
自分の主義主張を貫くことができるのか、非常に興味深いものがあります。
(2011/10/29 entry)
山本弘に目に見える形で反論を提示する - Togetter
まずは反論の俎上に挙げられた山本弘氏のエントリ。
先にこちらを見ておくこと推奨ですが、読まなくても意味は通じると思います。
山本弘のSF秘密基地BLOG:
「非実在青少年」規制:目に見える形で反論を提示する
(web 魚拓)
続いて、それに対する反論を提示した crow_henmi 氏のツイート。
(まとめているのは DocSeri 氏)
山本弘に目に見える形で反論を提示する - Togetter
(web ページのキャプチャ画像)
"山本弘のSF秘密基地BLOG" に書かれた都の表現規制条例への反論 "「非実在青少年」規制:目に見える形で反論を提示する"。 (http://hirorin.otaden.jp/e92767.html) に対する反論をまとめました。 あくまで規制への賛意を示すものではなく、 規制反対の論法への批判を行なうものです。 相手の弁が論理的でないとしても、反論が同程度に 論理性を捨てて良いわけではなく、安易な主張が後で 自らの足を引っ張ることもあります。 by DocSeri ___________________________________ 山本弘の統計の読み方がでたらめな件について ほとんど誰も指摘してないところに軽くうんざりする。 どういうでたらめかについてはwikipediaのこの項など参照のこと> 相関関係と因果関係 - Wikipedia crow_henmi 2010/03/19 10:58:52 山本弘の例のエントリについて。 山本弘は、まず、性的過激表現の第一人者である永井豪がデビューし、 それに続いて性的表現が緩和された後の日本と、 コミックス・コードが施行された後のアメリカの犯罪発生件数 及び自殺率を挙げています。 crow_henmi 2010/03/19 14:34:36 そして、それを根拠に 「つまり、マンガの表現と青少年の犯罪の間には、 規制推進派が主張するような正の相関関係ではなく、 負の相関関係 (表現が過激になれば犯罪が減る) があるのだ」 と指摘します。 crow_henmi 2010/03/19 14:35:49 その後すぐに 「無論、相関関係があるからといって因果関係があるとは断言できない。 相関関係はあっても因果関係のない事例はいくらでもある。」 と、 「相関関係は因果関係を含有しない」 旨について述べています。 crow_henmi 2010/03/19 14:36:57 にもかかわらず次のパラグラフでは 「だが、少なくとも、相関関係が存在しないところに 因果関係を求めるのは無茶だということは、子供でも分かるだろう。」 と述べていますが、これは詭弁です。 「この」 統計においてはその相関関係が 認められないだけなのを、一般論に 拡張しています。 crow_henmi 2010/03/19 14:40:32 さらに次のパラグラフでは 「それに、もしかしたら本当に因果関係があるのかもしれない。 海外では 『ポルノが性犯罪を抑制している』 という研究があることもつけ加えておく。」 と述べています。これについてはこちらをご覧ください> 統計、特に犯罪統計の扱いについて - 児童小銃 crow_henmi 2010/03/19 14:43:48 そして山本弘は〆では規制によるメリットとデメリットを挙げていますが、 ここにおいて 「相関関係は因果関係を含有しない」 と先に述べておきながら、相関関係を例にとって 「表現を規制すれば逆に犯罪が増える可能性がある。 (因果関係は証明されていないが、相関関係はある) 」 と述べています。 crow_henmi 2010/03/19 14:47:41 ここで先の詭弁が機能します。 真に 「相関関係は因果関係を含有しない」 という統計上の常識に則った人間なら、 このようなわずかな統計からむりやり 相関関係を見出し、因果がある 可能性があると強弁したりはしません。 相関関係が因果関係を含んでいることを 証明するため、綿密な検討を行うはずです。 crow_henmi 2010/03/19 14:56:21 にもかかわらず山本弘は 「この」 統計だけを 「一般例」 として適用し、 そこから恣意的な相関関係を見出し、そこに 「因果関係が存在する可能性がある」 と主張します。 詭弁の上に屋上屋を重ね、可能性をほのめかすことで、 規制反対を正当化しようとしているわけです。 しかしそれは脆弱な根拠に過ぎません。 crow_henmi 2010/03/19 15:00:01 あげくのはてには 「『表現の自由』 という抽象的な概念に頼らなくても、 これぐらい具体的に、目に見える形で提示すれば、 理解してくれる人は増えると思うのだが。 」 などと、「この」 統計だけから示された恣意的な詭弁を、 説得に使用しようなどという態度まで示してしまうわけです。 crow_henmi 2010/03/19 15:07:50 論拠も示さず、自らの感情だけで動いている 規制賛成派に対して、 詭弁で自己の主張を強化する山本弘が、 どれだけ倫理的・論理的に 上回っているといえるでしょうか。 crow_henmi 2010/03/19 15:10:14 (略) 余談というか補論ですが、山本弘は 「負の相関関係」 についても 「相関関係は因果関係を含有しない」 と述べつつ、一方で 「負の相関関係があると云うことは規制をすれば 性犯罪が増える可能性がある」 と云っていますが、前者の態度に立つならこの程度の資料で 可能性を示唆してあおるべきではないです。 crow_henmi 2010/03/19 15:17:44 |
相関関係があるならば、因果関係もそこに含まれることも
多々あるのではないかというのが一般的認識、というか
素人考えですが、統計学の常識では、
むしろ含まれることの方が稀とされてるんですね。
山本氏もそこは頭でわかっていながらも、
「因果関係が含まれていてほしい」 という願望が手伝って
ついつい筆が滑ってしまったのか、
同じエントリの中で矛盾したことを書いてしまい、
そこを crow_henmi 氏に見事に看破されてしまったという次第です。
(意図的に詭弁を弄したのではないと思いますが)
個人的には、
海外では 「ポルノが性犯罪を抑制している」
という研究があることもつけ加えておく。
のであれば、その研究が全く支持されていないという
事実も付け加えてもらいたかったところです。
それにしても、本当に山本弘氏はどうしちゃったんでしょうねえ。
彼が会長を務めると学会の初期のころの著作は
めちゃくちゃ面白く刺激的で、私も影響されて
疑似科学批判本を買い集めましたし、懐疑主義的思考の涵養の
大きな助けとなったものです。
(このカテゴリのタイトルも、高倉 克祐氏の著作
「世界はこうしてだまされた」 から借用しました)
しかし、ネットでボロカスに叩かれている
最近の (というか2000年代前半からの) 彼の言動は
明らかにおかしい点が多々見受けられるし、
そうなってくると彼の文章も性格の悪さが鼻につくというか、
どうにも品性が下劣なものに見えてしまって
不快であるとともに、非常に残念に感じてしまいます。
■ 参考URL ■
山本弘のSF秘密基地BLOG:「目に見える形で反論を提示する」:補足
(web 魚拓)
山本弘のSF秘密基地BLOG:「目に見える形で反論を提示する」:Q&A
(web 魚拓)
アコログ ●続・最近の野次馬
(web 魚拓)
山本弘のペド・カルト問題 - AGLAのけいじばん 他
(2011/10/30 entry)
己のバカを目に見える形で提示するバカwww - 消毒しましょ!
己のバカを目に見える形で提示するバカwww - 消毒しましょ!
(web 魚拓)
凄い凄いwww バカって凄いwww まともな人間であれば、時系列の変化を示したグラフを持ち出しただけでそこに「相関関係」を認めるようなアホな真似など到底出来はしないw 「54年以降」にどこそこの人口が増えていたら、それも有害コミックと何か関係があるのだろうかw 気温が上昇していたら、それも何か関係があるのだろうかw クロマグロの生息数についてはどうなのであろうかwww エロゲ騒動の際にもバカが挙って持ち上げていた犯罪抑止論だが、以前にも叩いたとおり、これは言わば「愚か者の脅迫」に過ぎないw 「相関関係があるからといって因果関係があるとは断言できない」と予防線を張ってはいるものの、「ポルノの存在が性犯罪の抑止に寄与している」という「因果関係」を主張しているのは文脈からしても明らか、統計や数字を示せば説得力が増すであろうと考えるのは幼稚な思い込みであって、ここにあるのは「語るに落ちる」&「策士策に溺れる」式の滑稽な自縄自縛であるwww 「表現を規制すれば逆に犯罪が増える可能性がある」なんて言い分は、「エロマンガやエロアニメを規制したりなんかしたら俺たちゃ強姦を働いたり子供に悪戯しちゃうよ」と言って市民社会の安寧に挑戦状を叩きつけているも同然であり、誰が強姦を働いたり子供に悪戯したりするのかと言えばそれはエロマンガやエロアニメに耽溺している連中に他ならないのであるから、畢竟、「こうした作品」群が「青少年に対し、性的感情を刺激し、残虐性を助長し、又は自殺若しくは犯罪を誘発し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」であることは疑いようもないwww 「エロが切れたら性犯罪に走る」というのであれば、これはもう麻薬と同じであるw そのような危険物は即刻、全面的に禁止し、生産・販売・流通に携わる者すべてを処罰しなければならないw もちろん単純所持も有罪であるw すでに中毒になっている奴には隔離治療を施すしかないwww どこか適当な無人島へ放り出すのが良いであろうw 性癖ごとに区別して陵辱島とかロリ島とか名付けて観光名所とし、「表現を規制」された連中がそこでどのような痴態を繰り広げるかを観察するのが良かろうwww 「負の相関関係(表現が過激になれば犯罪が減る)」を「目に見える形で」「提示」することが出来たとして悦に入っているこやつの抗弁の拙劣さは、これを営利誘拐に喩えるとより一層分かり易くなるw 「俺たちを性犯罪に走らせたくなければエロを寄越せ」は「人質の命が惜しくばカネを出せ」と同じであり、脅迫及び威嚇行為によって自分たちが反社会的存在、すなわち性犯罪者予備軍であることを自ら暴露した上(「語るに落ちる」)、それを積極的に宣伝して立場を悪くしている点がバカ丸出しであるw 更に愚かなことには、このような脅迫は実際に人質の頭に銃口を突きつけて行使しなければ意味がないにも拘らず、手ぶらで人を脅しているのだから大笑いするほかないwww 婦女子を組み敷いて汚ねえチンポを突きつけながら秋葉原中のエロDVDを持ってこいと要求するのであればまだ分かるが、単に自分のパンツを下ろしてハァハァ言いながら今まで通りエロゲを提供しないと大変なことになるぞと喚いたところで即座に逮捕(=規制)されるに決まっとるwww 滑稽にも程があるwww 何故こういうことになるかと言うと、「A induces B.」という命題を否定したいのであれば、一言「Prove it!」と叫べば良いだけのところを、態々「A prevents B.」と新たな命題を持ち出すから自分がそれを証明しなければならなくなるのであって、それすら出来ないまま(=「因果関係があるとは断言できない」)に「目に見える形で」「提示」したりするから、「Without A, B will happen.」と言い換えればAが諸悪の根源であったことが明らかとなり、最初の命題を裏付けてしまう結果に終わるのであるw 要は「エロマンガが性犯罪を誘発する」と言う都議会に反発するに際して「エロマンガが性犯罪を抑止している」などと余計なことを言って墓穴を掘っているだけであり、エロマンガと性犯罪との間の「因果関係」の立証など言い出しっぺに押し付ければ良いのに、エロマンガ欲しさに自らこれを行った点が決定的に拙かったw 本人は「負の相関関係」によって見事に逆の「因果関係」を示したつもりでいるが、あやふやな「相関関係」しか「存在しないところに因果関係を求める」ような「無茶」をしているのは自分自身であって、こんなものはもう一度逆さにひっくり返せば元に戻ってしまうのは当然なのである(「策士策に溺れる」)www 実にバカであるwww |
批判に晒されているのは今回も山本弘氏の例のエントリ。
このブログの管理人である AntiSeptic 氏 (消毒氏)の文体は
相変わらず挑発的ですが、疑似相関や政治的手法への批判など、
その指摘は論理的で非常に鋭く、的を外しません。
政治的手法として悪手であるという批判は、
これまでこのカテゴリでは取り上げてきませんでしたが、
AntiSeptic 氏の指摘は、ただ単にそれが脅迫であると謗るに止まらず、
脅迫の手段としてですら何の効果も期待できないという点にまで
詳細に言及しています。
「性表現を規制したら性犯罪が増える」 といったカタルシス説を
表現規制反対言論に採用する危険性は、
反対派内部からも以前から指摘されて来ました。
そういう批判をかわすためか、
最近は 「別にこちらは脅迫してるわけじゃない。分析してるだけ」
などと白々しい言い訳を用意する例も見受けられます。
児童ポルノ規制派と反対派の単純所持や性犯罪発生率についての議論
- Togetter
いくら 「分析してるだけ」 「事実を言ってるだけ」 と逃げを打とうと、
この手の議論の場で自分からそういう話を持ち出す以上、
その分析・事実が語る意味に触れずに済ませれる筈がないんですが、
こういうのをまさに浅薄な発想とでも言うべきなのでしょう。
その分析・事実が語る意味とは、 AntiSeptic 氏の
指摘にある通り、規制されて犯罪に走る連中とは、
「エロマンガやエロアニメに耽溺している連中」 を指すいう事ですが、
(そうでない犯罪者は規制に関係なく犯罪に走るため)
性表現の供給が断たれるのは何も規制に限った事ではありません。
「連中」 の経済状態悪化や、紛失、災害、盗難、パソコンの故障、
業者の都合による供給減少なども、「連中」 が大人子供見さかいなく
襲いかかる危険性を誘発する原因となります。
真に 「連中」 がそのような野蛮で凶暴な存在であるならば、
単純所持禁止で一斉摘発して
社会から隔離しろ
と考えるのは一般市民として普通の感覚じゃないのでしょうか?
浅知恵を弄する規制反対派ののたまう 「分析」 とは
そういう反応を呼び込む域にまで達せざるを得ないのです。
カタルシス説を安易に持ち出す規制反対派は、
それは泣こうが喚こうがいくら批判しようが
変わらない事実であること
を全身で受け止めていただきたいものです。
ちなみに、「分析してるだけ」 というツイートを行った
dcopco 氏のツイッターホーム。
かなり痛い人のようですね。閲覧がプロテクトされてるってことは、
なにかこの件で嫌な事でもあったんでしょうか?
■ 参考URL ■
もう、おかしくって仕方がないw 規制は反対を表明するバカの手によって可決される前から既に始まっていたのだw - 消毒しましょ!
よっしゃ、分かったw じゃあ規制に先駆けてロリは全員逮捕ねw - 消毒しましょ!
(web 魚拓)
(2011/11/03 entry)
ノート:東京都青少年の健全な育成に関する条例 - Wikipedia part1
今回は、以前にもちょっと紹介したウィキペディアの東京都青少年条例の
ノートページ (記事内容について議論するページ) における
議論を紹介します。
内容は、 wikipedia の記事に例の
「青少年保護育成条例の強化後に強姦犯罪が増えた」 という記述を
行った Mathem 氏に対し、疑義を呈するかんぴ氏との間で議論となり、
他の参加者からも袋叩きにあった Mathem 氏が
しぶしぶ該当部分を削除した、というものです。
かなり長いので要約することも考えましたが、
とても面白い議論なのでそのままほぼ全文掲載しました。
ただ、読みやすくなるよう投稿の時系列を少し入れ替えてます。
また、原文には 「like700.hp.infoseek.co.jp」 というリンクが
たびたび登場しますが、これはランナー氏の
児童ポルノ規制による性犯罪の増加
の旧URLで、HP引っ越し後はリンク切れとなっているため、
現在のリンクに差し替えを行っています。
ノート:東京都青少年の健全な育成に関する条例 - Wikipedia
かんぴ 2010年4月3日 (土) 05:18
Mathemさんの編集で、
「その翌年から東京都で強姦犯罪が増した。青少年保護育成条例の強化後に
強姦犯罪が増えた県がいくつかある。」
とされている件について。
確かに、リンク先を見てみれば強姦件数は増えていますが、231件から232件に、つまり、たった1件(0.4%)だけ増加したにすぎません
(翌年2件増加しましたが、その後は明らかに減少に転じています。
改正時から7.8%減です)。
この統計をもって「翌年から増した」等と結論づけるのは、統計の評価があまりにも牽強付会なのではないでしょうか。たとえ、全国的に減少する中での変化であったとしても、1件の増加などは、はっきりいえば「誤差」として片づけられるレベルの差異だと思います。
したがって、「その翌年から東京都で強姦犯罪が増した。」と表現するのは、「増加した」という結論ありきの記載であり、「中立的な観点」に反していると思います。
同様に、他の県に関しても有意な差は見られない(というか、この統計を見たら、むしろ「相関関係はない」「あるいは減少している」と結論付けるほうが自然)と思います。
以上の理由によりこの部分は除去すべきだと思いますが、
Mathemさんの反論、ならびに皆さんの意見を聞きたいと思います。
Mathem 2010年4月3日 (土) 07:32
かんぴさんが
「全国的に減少する中での変化」 と認めた上で
「たった1件(0.4%)だけ増加したにすぎません」 とおっしゃています。
2005年以降も、また、それ以前から、全国的に年々減少している(日本の強姦件数/年)中で、
画像をクリックすると大きな画像が別画面で開きます
東京都もそれと一緒に2003年から減少していました(東京都の強姦件数/年)が、東京都は2005年以降、その傾向が変わり強姦件数が増えました。
明らかに東京都の強姦の傾向に増加傾向の変化が見られました。
これは、「たった1件(0.4%)だけ増加したにすぎません」と言って片付けられる問題ではありません。
かんぴ 2010年4月3日 (土) 10:11
「増加傾向に変わった」とおっしゃいますが、1件・2件と増加した後、19件・2件と減少し、全体としては改正後よりも減少していますから、「フィルタリング実施前」と「フィルタリング実施後」とで、減少傾向は変わっていないということが読み取れます。
なぜ、2006年と2007年のデータだけから判断するのですか?例えば、2007年にフィルタリングが緩和されたという事情でもあるのでしょうか?
私が「たった1件(0.4%)だけ増加したにすぎません」と述べて、その「1件」の増加が有意な変化ではないと判断したのは、全体としての傾向を見ると、「改正後に増加した」とはとても言えないからです。
逆にMathemさんは、どのような検証を経て、その1件(ないし、その翌年の2件)に「たった1件」として片づけられない程の意義を見出したのでしょうか。
確かに1件でも事実としては、「増加は増加」です。それは否定しません。
ただ、そういう何の検証も経ていない「生の事実」をそのまま掲載すると、却って不正確な記述になることもあります。「事実は事実」だというなら、グラフから読み取れる事実を一切取捨選択せず、あらゆる事実を載せなければ、恣意的な記述になります。
すなわち、「改正後増加した」ではなく、「改正後、2年間は減少が止まり、この間に3件(改正年比1.3%)増加したが、その後再び減少し、2年間で21件(改正年比9.1%)減少した。」と書くべきです。
もちろん、普通は「事実を羅列」するのではなく、端的に「減少傾向に変化はなかった」と書くか、あるいは何も書かないかのどちらかでしょう。(後者が妥当だと思います)
同様に、他の地域の状況も、グラフから読み取れる傾向が、「フィルタリング実施後に強姦が増加した」ことを示しているようなものはありません。
兵庫県・広島県はどう見ても「横ばい」ですし、神奈川県は減少しています。岐阜県は一度減少した後増加していますが、もともと上下の激しい地域です。群馬県も一度減少した後、急増しましたが、単年ですので傾向は読み取れません。
リンク先に掲載されている地域以外にも調べてみましたが、福島県は改正前後を通じて増減を繰り返し、埼玉県は端的に減少、大阪府・奈良県は1年後に急増するも翌年激減してトータルで減少・・・といったふうに、「改正後に増加した」ことを示すデータはありません。(念のためいうと、「減少した」というデータもありません)
長くなりましたが、要するに、データの一部である「増加した部分」のみをピックアップして「増した」と結論づけているだけです。もちろん、「増加した部分」(東京都でいえば、改正後2年間の3件)も存在するわけで、それ自体は嘘ではありませんが、それ以外の多くのデータを総合して判断すれば、全体として見れば誤りだと思います。
Mathem 2010年4月3日 (土) 10:59
「「改正後に増加した」ことを示すデータはありません。」と判断されていますが。(2007時点での各県の強姦件数/10万人・年)から、フィルタリング規制と強姦の増加に相関があることが読み取れますので、「フィルタリング規制と強姦の増加に相関があることを示すデータ」が存在すると言えると思います。
画像をクリックすると大きな画像が別画面で開きます
かんぴ 2010年4月3日 (土) 19:20
ちょっと待ってください。そのグラフに、どのような統計的な意味があるのかさっぱり分かりません。
何の理由もなく2007年を基準としていることや、2007年以降を全部2007年にまとめるという意味不明な処理が前提となっていますし、そもそも、どこにもフィルタリング開始前と開始後の「増減」に関する数値が入っていません。また、
そこからどういった分析を経て「相関がある」と結論付けているかの説明もありません。
百歩譲って、そのグラフに何らかの意味があると仮定しても、そのグラフに表れているのは、(何の意味があるか全く分かりませんが)「フィルタリング開始年と2007年の強姦の犯罪率」の関係でして、増減に関するデータが入っていない以上、「フィルタリング規制と強姦の増加」に関する何らかの結論を導くことは絶対にできません。
Mathem 2010年4月3日 (土) 21:48
「2007年以降を全部2007年にまとめるという意味不明な処理」については、2007年の実態の統計なのだから、2007年時点での青少年条例の状態がまとめられていますよね。2007年の結果を2007年以降が影響するというグラフにされたら、それこそ「意味不明」なグラフになると思います。
かんぴ 2010年4月4日 (日) 01:14
だから、なぜ2007年なのですか?2008年以降のデータも存在する(制作者も把握している)のに、勝手に2007年にまとめて、「2007年の実態の統計」にする意味は何ですか?
その勝手な操作が意味不明だといっているのです。
まあこれをMathemさんに聞いても仕方がないので、もっと根本的な話をしますが、仮に「2007年の実態の統計」を出すことに何らかの意味があるとしても、少なくともそのグラフは「フィルタリング規制と強姦の増減」に関しては何も示していないわけです。
つまり、「改正後に増加した」ことを示すデータではないわけで、そんな無関係なグラフを根拠として持ち出しても何の反論にもなっていません。
Mathem 2010年4月4日 (日) 08:20
かんぴさんは、「少なくともそのグラフは「フィルタリング規制と強姦の増減」に関しては何も示していない」とおっしゃいますが、その(2007時点での各県の強姦件数/10万人・年)のグラフは、「2007時点での各県の強姦件数(人口10万人あたり)を、インターネットフィルタリングを含む規制の開始時期の関数としてプロット」したグラフであって、規制の開始時期と、同時期の人口10万人当たりの強姦発生率との相関を調べたグラフですよね。
「早期にフィルタリングソフトの活用努力義務を事業者に課す等の青少年規制を開始した県ほど強姦犯罪が多い傾向がある」のですから、フィルタリング等の青少年規制を早く開始した県ほど、年数を経るにつれて他の県よりも強姦件数が多くなる蓋然性が高いことをあらわしていると思います。
東京都では2005年からフィルタリングを開始していますから、このグラフの一番左の列(2005年)のグループに属します。東京都の強姦の推移(東京都の強姦件数/年)では、日本全国での強姦の推移(日本の強姦件数/年)と比べると、2005年以降の東京都の強姦の発生率は、日本平均の強姦の発生率との差が悪い方に開いて来て、日本全国平均の強姦発生率の(低下傾向)に追い付いていないことが分かりますよね。
かんぴ 2010年4月4日 (日) 14:02
そのとおり、「規制の開始時期と、同時期の人口10万人当たりの強姦発生率との相関を調べたグラフ」ですね。
ですから、「フィルタリング規制と強姦の増減」に関しては何も示していないですよね。「年数を経るにつれて他の県よりも強姦件数が多くなる」なんてことは一切示していません。
「増減」という「変化」は、「規制前と規制後の比較」をすることでしか調べられません。そのグラフに表れているのは、「変化」ではなく、単に2007年という一時点の状況を示しただけです。
Mathemさんも、「同時期」(2007年)の発生率との関係を調べたと認めていらっしゃるわけですから、「同時期の」発生率との関係を示す根拠であって「規制後の増加を示す根拠」ではないということでよろしいですね?
ということは、やはり何の反論にもなっていません。
それから東京都の件ですが、こちらも、全国の「低下傾向」と比較しているということは、増加していない(減少している)ということをMathemもお認めになったということでよろしいですね?
fromm 2010年4月3日 (土) 12:19
個人の独自研究サイトへのリンクと、それを出典とする特定視点へ誘導的な主張は不適切です。
Wikipedia:コメント依頼/Mathem などで再三再四指摘されていますが、
個人サイトはそもそも信頼できる情報源ではないでしょう。
内容を議論する前に、 「児童ポルノ規制による性犯罪の増加」 の出典としての妥当性について説明してください。
GABORA 2010年4月4日 (日) 14:25
横から失礼します。東京都の強姦件数に関しては「条例改正後、2年間は横ばいになり、その後減少した」だと思います。
他年度の増減率に比べると、1%未満の動きは「変化なし」と見るべきではないでしょうか。
そもそも、「青少年の健全な育成を図る」ことを目的とした条例ですので、その実効性について書くために、「強姦件数の推移」だけを提示するのはおかしなことだと思います。
ぽんぽこたぬきさん 2010年4月5日 (月) 10:41
同じく横から失礼します。前回の条例改正が2005年で、フィルタリング導入後に強姦が増えた?要因としては、悪質な出会い系サイト等の駆逐が完了せずに増え続けたのも原因なのではないでしょうか?グラフからは横ばい→減少と個人的には見えますが…。
また、全国指標の数字しか持ってないので、東京都の件に関しては細かい事は突っ込めませんが、強姦被害件数を出すのであれば、未成年者被害件数も同様に算出するべきだと思います。(全国的に見れば、2003年の再ピーク後は減少を続けています)
東京都の条例案も、児童ポルノ法の問題も『未成年をどう守るかの手法についての食い違い』が原因なので、単純に強姦件数だけ出しても意味が無いというよりただのこじつけかと思います。
Slpolient 2010年4月3日 (土) 08:46
Mathemさんが提示した強姦件数のグラフを見ると、2007年まで1、2件増加しているのは事実ですが、2008年、2009年は減少しています。このグラフを見れば2007年から2008年にかけて19件(8.1%)減少していることが分かります。
これを挙げれば「条例改正により強姦件数は減った!!」と恣意的に宣伝することもできます。
要するに、グラフについて断片的な見方をすれば、どんなに恣意的な結論を出すことも可能になってしまいます。
強姦件数のグラフだけでなく、Mathemさんが紹介したサイトの他のグラフについても同じことです。そもそも強姦件数は18歳未満のみを対象にしたものではなく(おそらく強姦犯の大多数は成人)、18歳未満を対象としたフィルタリングによって、強姦件数の増減に影響が出るかも疑問です。
Mathem 2010年4月3日 (土) 15:33
そうですね。18才未満が青少年ですから、規制が青少年のみに影響を与えたとすれば、そういうことも考えられるかもしれませんが、規制が出版社等に影響して結局多くの人に影響を与えたならば、青少年のみが影響を受けたとも言えないのではないでしょうか。
実際、規制がどれだけの影響を与えたのかはデータ不足ですが、、、
Mathem 2010年4月5日 (月) 12:25
記載部分を、
「東京都の強姦犯罪の推移(東京都の強姦件数/年)は、日本全国での強姦犯罪の推移(日本の強姦件数/年)と比べると、2005年の条例改正後、2年間は横ばいになり、その後減少したが、日本全国平均の強姦発生率の(低下傾向)に追い付いていない。他の県では、青少年保護育成条例の強化後に強姦犯罪が増えた県がいくつかある」
と修正してみました。
かんぴ 2010年4月5日 (月) 15:53
「増加」したという表現が消えたのは一歩前進ですが、本質的なところは全く改善されていません。
私が「改正後、2年間は減少が止まり、この間に3件増加したが、その後再び減少した。」と書くべきと述べたのはあくまで「事実を一部だけピックアップしない」ための例示であって、そう書くことが妥当だと述べたわけではありません(言葉足らずだったかもしれませんが・・・)。
なぜなら、その記述でもまだ「全部の事実」には圧倒的に足りていないからです。
これもあくまで例示(したがって、これを書けばよいという問題でもない)ですが、
「改正後、強盗が733件から668件に減少した」
「改正後、窃盗が181,724件から174,462件に減少した」
「改正後、詐欺が11,890件から11,064件に減少した」
「改正後、占有離脱物横領が18,029件から16,689件に減少した」
「改正後、賭博が66件から58件に減少した」
「改正後、無免許運転が4,389件から3,959件に減少した」
「改正後、酒酔い運転が107件から91件に減少した」
「改正後、自殺者が2,667件から2,510件に減少した」
等々、改正前と改正後で変化した事実などいくらでもあるわけです。
wikipediaはデータの集積場ではありませんから、判明している事実を網羅的に列挙すればいいというものではありません。
私は、これらの「変化」と条例改正の間に何らかの関連性があるとする根拠をもち合わせていませんから、これらの事実を本文中に列挙することは不当であると考えます(きちんと検証すれば、もしかすれば関連性があるのかもしれませんが)。
同様に、「強姦の発生件数が横ばいになった」「東京都の強姦の減少率が、全国平均と比べて小さい」といった事実が条例改正と関連性があるとする根拠も出ていません。
これらを関連付けて記述するのであれば、これらの事実が「条例改正によって引き起こされた」「他の要因によるものではない」とする根拠を提示してください。それがない限り、上記の強盗とか窃盗とか自殺とかの例と同様に扱う(すなわち、殊更関連付けて記述しない)べきです。
今の記述は、Frommさんも指摘しているとおり
「Wikipedia:独自研究は載せない
# 特定の観点を推進するような、発表済みの情報の合成」
に該当しています。
同様に、他の都道府県についても、増加した県もあれば減少した県・変わらない県もある中、増加したという点のみを取り上げる根拠も併せて提示してください。
かんぴ 2010年4月5日 (月) 18:03
Mathemさんにより2010年4月5日 (月) 12:20に修正されましたが、これも「事実」であることに間違いはないのですが、依然として不適切な記述であると思いますので、ここで問題点を整理したいと思います。
1. 条例改正によって犯罪の発生件数が変化したのは強姦だけではない
2. 犯罪以外にも、条例改正後に変化した事実は無数にある
(例:自殺件数の減少)
3. 強姦を含め、各種の犯罪や犯罪以外の現象の変化と条例改正の関連性を
示す根拠はない
4. 1~3に関わらず、強姦件数の推移のみが取り上げている
5. 他の都道府県に関しては、増加した県に関する出典が示されていない
6. 東京都の場合と同様、条約改正と増減との関連性が検証されていない
(根拠が示されていない)
7. 5や6に関わらず、増加した県のみが取り上げられている
8. 情報源に関して、妥当性に疑問がある
1~4に関しては、条例改正と強姦罪の推移に関して関連性の検証がなされていないにもかかわらず、さも関連があるかのように(しかも、殊更に強姦だけに絞って)記載することは単なる「こじつけ」であり、「Wikipedia:中立的な観点」や「Wikipedia:独自研究は載せない#特定の観点を推進するような、発表済みの情報の合成」に反しています。
また、5~7に関しては、適切な出典が提示されていませんし、仮にそのような県が存在したとしても、減少した県や変化しなかった県が多く存在している(要するに、条例改正後は、増加した県・減少した県・変化しなかった県の全てが存在する)にもかかわらず、「強姦が増加した」という県についてのみ言及することは、「中立的な観点」に反しています。
そもそも、東京都の場合と同様、それらが関連するという根拠も示されていません。さらに、情報源について疑問が呈されているにもかかわらず、それに対する回答がなされていません。これは「Wikipedia:検証可能性」に反しています。
以上が問題点ですが、これは「中立的な観点」「独自研究は載せない」「検証可能性」というwikipediaの三大方針の全てに違反するものです。
よって、
「東京都の強姦犯罪の推移(東京都の強姦件数/年)は、日本全国での強姦犯罪の推移(日本の強姦件数/年)と比べると、2005年の条例改正後、2年間は横ばいになり、その後減少したが、日本全国平均の強姦発生率の(低下傾向)に追い付いていない。他の県では、青少年保護育成条例の強化後に強姦犯罪が増えた県がいくつかある。」
との記述は除去することを提案します。
強姦との関係がどうしても必要であるならば、ノートでの議論を継続し、上記の問題点をすべてクリアできてから改めて加筆すべきだと思います。いかがでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長いので続きます。
(2011/11/14 entry)
ノート:東京都青少年の健全な育成に関する条例 - Wikipedia part2
Mathem 2010年4月10日 (土) 02:59
>>『「年数を経るにつれて他の県よりも強姦件数が多くなる」
>>なんてことは一切示していません。』
これは違います。
(2007時点での各県の強姦件数/10万人・年)のグラフは、「『早期に』フィルタリングソフトの活用努力義務を事業者に課す等の青少年規制を開始した県ほど強姦犯罪が多い傾向がある」ことを示しているのですから、『早期に』とは、『年数を経たほど』と同じですから、(2007時点での各県の強姦件数/10万人・年)のグラフは、「『年数を経たほど』フィルタリングソフトの活用努力義務を事業者に課す等の青少年規制を開始した県ほど強姦犯罪が多い傾向がある」ということを示しています。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 03:20
なるほど、つまり「フィルタリング規制を開始してからの年数が長いほど」という意味ですね。そうすると、「同時期における発生率」と「規制期間」の関係を示す資料ということになりますが、いずれにせよ、規制前と規制後の増減という変化を示しているわけではないので、「規制後の増加を示す根拠」ではないという結論は変わりません。
Mathem 2010年4月10日 (土) 04:40
(2007時点での各県の強姦件数/10万人・年)のグラフは、「フィルタリング等の青少年規制を開始し『年数を経た』県ほど『他の県と比べて』強姦犯罪が多い傾向がある」ということを示しています。
そのため、その県の強姦件数の推移にも悪い影響があった蓋然性が高いことを示しています。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 05:24
そう。ですから、「他県と比べて多い」ことを示す資料であって、「規制後の増加を示す根拠」ではないですね。
その地域の「増加」を示す根拠を出してくださいと要求しているのに、「他県と比べて云々」とかは関係ないですよ。
ちなみにですが、その「蓋然性が高い」というのも勝手な解釈です。そのグラフからは、「フィルタリングを早くから始めたから強姦が多い」のか「元々強姦件数が高い県が、早くからフィルタリングを始めた」のかは判断できません。
だからこそ、「もともと強姦件数が少なかったのに、フィルタリングを始めた途端増加した」と判断できる資料(かつ、それが他の要因ではなく、まさにフィルタリングに起因することを検証した資料)を根拠として提示してくださいと要求しているのです。
Mathem 2010年4月10日 (土) 06:50
『「もともと強姦件数が少なかったのに、フィルタリングを始めた途端増加した」と判断できる資料』、これは、東京都につては、フィルタリングを含む青少年規制を強化した2005年に、東京都の強姦の推移のグラフ(東京都の強姦件数/年)が、それまでの強姦の低下傾向がストップして、それまで一緒に強姦が低下してきた日本全国での強姦の推移(日本の強姦件数/年)から乖離してきて、2005年以降の東京都の強姦の発生率は、日本全国平均の強姦発生率の(低下傾向)から差が開く一方になったことが分かりますよね。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 08:31
話の流れをきちんと踏まえてから回答して頂けないでしょうか。今は東京都の話などしていません。
Mathem 2010年4月10日 (土) 09:48
>>『今は東京都の話などしていません』。
このページは「東京都青少年の健全な育成に関する条例」のノートページであって、それを話題にしているのでは無いのですか。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 10:23
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」のページで、Mathemさんが出典を示さずに東京都以外の県の話題を持ち出したことを問題にしているのですけど?
東京都の話に限るというなら、私はそれで結構です。反論がないものとして、東京都以外の記述は除去させていただきます。
Mathem 2010年4月10日 (土) 11:22
>>「Mathemさんが出典を示さずに」。
何ということをおっしゃるのですか。日本全国での強姦の推移(日本の強姦件数/年)とか、(2007時点での各県の強姦件数/10万人・年)のグラフとか、逐一データ(出典)を示してきましたが。そのグラフを掲載しているサイトの更に元のソースについては、(日本の強姦件数/年)のページから辿っていけば、そのグラフのソース(警視庁統計)まで辿っていけますよ。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 13:03
話の流れをきちんと踏まえてと先ほど申し上げたはずです。あなたのその発言で、また振り出し(私の、2010年4月3日 (土) 10:11の発言)まで戻ってしまいました。最初から何度も繰り返している通り、Mathemさんが色々提示したサイトのデータは、どれも「規制後の増加を示す根拠」ではないと申し上げているのです(また話を戻されるといけないので、話の流れをもう一度確認しますが、今述べているのは「他県の話」ですよ)。
そして、今のところ有効な反論もされていません(無関係な相関関係を示すグラフを示したり、東京都の話にすり替えたりで)から、「規制後の増加を示す根拠」となりうる出典は、一度も提示されていないわけです。
Mathemさんが提示してきたのは、無関係な資料ばかりです(なぜ無関係かは、既に指摘しています)。何度でも繰り返しますが、「もともと強姦件数が少なかったのに、フィルタリングを始めた途端増加した」と判断できる資料(かつ、それが他の要因ではなく、まさにフィルタリングに起因することを検証した資料)を根拠として提示してください。
それ以外のデータをいくら持ってこられても、本件記述に必要とされる出典には該当しません。平たく言い換えますと、「『増えた』というなら、『増えた』ことを示す資料を出してください。それ以外の資料はいりません」。
それと、「グラフのソース(警察庁統計)まで辿っていけますよ」というのは、まさか、どこの県が「フィルタリングによって増加した」といえるかを「自分で検証しろ」ということですか?(ここでいう「検証」とは、47都道府県全てのフィルタリング実施年度、それ以前の強姦件数の推移、それ以後の強姦件数の推移、フィルタリング以外で考えられる要因を勘案して、「フィルタリングによって増加」といえる都道府県を探し出すことです)
何の検証も経ていない「素のデータ」は、それだけでは意味がありません(この理由も既に述べているのですが・・・)。もちろん、時間さえかければ自分で検証することもできますけど、その結果得られた結論は、それこそ私の「独自研究」になりますから、出典としては使えません。
Mathem 2010年4月10日 (土) 13:58
かんぴさんには、今まで出したデータを理解していただけ無いようですので、もう少し、説明を加えてみます。(日本の最近の強姦件数の推移)のグラフがあります。
このグラフを見ると、2008年に青少年携帯電話のフィルタリングを開始したら、2008年後半になって、青少年による強姦件数が増えました。このグラフを見ると、フィルタリングと青少年が犯す強姦犯罪とには相関関係があることがわかりますよね。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 14:14
また話題を逸らす・・・。本当に、いい加減にしてくれませんか?どの都道府県で増加したのかと、その都道府県で増加したとする根拠はどこに掲載されているのかの2点だけをお答えください。それ以外は聞いていません。
これ以上、無関係な話題を出して議論を錯綜させないでください。東京都の話も全国の話も、今はしていません。
Mathem 2010年4月10日 (土) 15:05
>>「どの都道府県で増加したのか」。
フィルタリング等の規制を強化して強姦が増加した県は、先のサイトのページにいくつか例示されています。例えば、(岐阜県)、(群馬県)です。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 15:38
またそこまで話を戻すのですか?それらの県に関しては、1週間も前に、増加したとはいいきれないことを指摘済みです。それに対してMathemさんからは何の反論もいただいておりません。なお、また無関係な話で議論が錯綜しないように、争点ごとに議論する場を設けました。とりあえずそちらに移動して、争点ごとに必要な資料の提示をよろしくお願いします。
iwaim 2010年4月10日 (土) 15:09
コメント依頼からきました。
まずは「Wikipedia:検証可能性」を満たすために『フィルタリングの実施で強姦件数が増えた』と論じている文献を用意すべきです。我々が統計データなどを基に分析を実施することは「Wikipedia:独自研究は載せない」に反することです。したがって、まずは文献を提示していただいた上で、その文献の情報源としての信頼度や「Wikipedia:中立的な観点」などを踏まえて検討すべきです。
現時点で提示されている情報源は、強姦犯罪の増減について記述するに値する資料ではないと判断します。かんぴさんの提案に賛同します。Mathemさんによる分析 (ウィキペディア日本語版用語での「独自研究」に該当) が、妥当性があるものであれば、どなたかが同様な分析をしているかと思います。まずはそれをお探しいただくことが肝要です。
Mathem 2010年4月10日 (土) 15:55
iwaimさん。こんばんわ。Mathemです。
『まずは「Wikipedia:検証可能性」を満たすために『フィルタリングの実施で強姦件数が増えた』と論じている文献を用意すべきです。』とご指摘を受けたのは、私が、かんぴさんへの質問に答える形で、『フィルタリングの実施で強姦件数が増えた』蓋然性を示すデータを提示したためと考えます。しかし、現在の状況は、元の私の文の修正の結果、以下の記述の可否について争う話に問題が変わっています。
「東京都の強姦犯罪の推移(東京都の強姦件数/年)は、日本全国での強姦犯罪の推移(日本の強姦件数/年)と比べると、2005年の条例改正後、2年間は横ばいになり、その後減少したが、日本全国平均の強姦発生率の(低下傾向)に追い付いていない。他の県では、青少年保護育成条例の強化後に強姦犯罪が増えた県がいくつかある」 |
そのため、私の、検証義務は、「2005年の条例改正後、2年間は横ばいになり、その後減少したが、日本全国平均の強姦発生率の(低下傾向)に追い付いていない。」について検証可能な情報を示すことだと考えます。これについては、そのデータを示すグラフの紹介で、検証可能性を示したと考えています。
また、そのグラフのサイトには、そのグラフを作る元データのサイトが示されていますから、そのグラフの可否が容易に検証可能と考えます。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 16:35
Mathemさん、きちんと問題点を読んでください。勝手に自己完結しないように。
あなたが出典を示すべき義務を負っているのは「強姦罪の件数の推移」などではありませんし、私も最初からそのようなものを要求していません。
あなたが出典を示すべき義務を負っているのは「強姦罪の件数の推移」などではありませんし、私も最初からそのようなものを要求していません。強姦罪の件数がそのように推移していることに関しては、誰も異論を述べていないでしょう?争点ごとに下に項目を立てたので、それぞれについて出典を示してください。
もう一度繰り返しますが、強姦罪の件数の推移がどうなっているかなど、誰も聞いていませんし、それの出典も求めていません。(議論は、下の項目で)
かんぴ 2010年4月10日 (土) 15:38
上記のMathemさんとの議論中、何度も話題が逸れたり関係のない資料が提示されたりで、議論が錯綜してしまっているので、争点ごとに分けてみます。
かんぴ 2010年4月10日 (土) 23:05
(追記)アドバイスを受けたので、付記しておきます。
以下でいう「根拠」とは、Wikipediaに記述するために要求されるものですから、「独自研究」にあたるものではなく、「信頼できる情報源」を指しています。
ただの「データそのもの」を提示して、「このデータとこのデータを併せてみれば、こういう結論だ」と「独自研究」を披露するのではなく(「Wikipedia:独自研究は載せない#特定の観点を推進するような、発表済みの情報の合成」)、「この文献で、条例と強姦に関する関連性について検証されている」「この文献で、強姦以外の事象とフィルタリングとの関連性が否定されている」という具合に出典(「信頼できる情報源」)をご提示ください。
なお、Mathemさんが繰り返し提示している「児童ポルノ規制による性犯罪の増加」というサイトに関しては、既に「信頼できる情報源」としての妥当性が疑問視されております(そして、今のところ一切の反論がなされていない)ので、このサイトだけをただ単純に繰り返し掲載するのはご遠慮いただきたいと思います。
■ 「問題点の整理と提案」の1~4に関して
1. 条例改正によって犯罪の発生件数が変化したのは強姦だけではない
2. 犯罪以外にも、条例改正後に変化した事実は無数にある
(例:自殺件数の減少)
3. 強姦を含め、各種の犯罪や犯罪以外の現象の変化と条例改正の
関連性を示す根拠はない
4. 1~3に関わらず、強姦件数の推移のみが取り上げている
「強姦の発生件数が横ばいになった」「東京都の強姦の減少率が、全国平均と比べて小さい」といった事実が条例改正と関連性があるとする根拠が出ていません。これらを関連付けて記述するのであれば、これらの事実が「条例改正によって引き起こされた」「他の要因によるものではない」とする根拠を提示してください。
■ 「問題点の整理と提案」の5~7に関して
5. 他の都道府県に関しては、増加した県に関する出典が示されていない
6. 東京都の場合と同様、条約改正と増減との関連性が検証されていない
(根拠が示されていない)
7. 5や6に関わらず、増加した県のみが取り上げられている
どこの都道府県で増加したのかを具体的に指摘し、その出典を提示してください。なお、兵庫県・広島県・神奈川県・岐阜県・群馬県・福島県・埼玉県・大阪府・奈良県に関しては、増加していないことを既に指摘済みですので、それ以外でお願いします。
強姦件数が増加したことを(出典付きで)指摘された都道府県に関し、その増加が「フィルタリング規制によるもの」であり、「他の要因によるものではない」とする根拠を提示し、増加した県・減少した県・変化しなかった県がある中で、なぜ増加した県についてのみ言及するのか説明してください。
かんぴ 2010年4月12日 (月) 12:18
1週間経ちましたが、賛同意見の他に、特に反対意見も出ませんでしたので、該当部分を一端除去しました。この部分を復活させたり同種の内容を加筆する場合、ノートでの議論で問題点が解決してからにしてください。「独自研究」の除去、「中立的な観点」の維持、「検証可能性」の担保、そして編集合戦の予防にご協力よろしくお願いします。
Mathem 2010年4月17日 (土) 00:01
既に、議論の結果を取り込んで内容が変わっている記述を削除することは、荒らしに近い行為と思われます。問題になった「増えている」記載と内容が違うので、削除するには、きちんとした議論が必要。
iwaim 2010年4月17日 (土) 01:56
該当部分を編集除去するような議論結果だと私は思うのですが、議論が不足というのであれば議論を継続しましょう。
Mathemさんが復帰させた部分(差分)は何故必要なのでしょうか?
そもそも、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の項目に記載したいのでしたら、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」と強姦件数の推移に相関があるという根拠が必要です。Mathemさんは未だその根拠を示せていません。
Mathem 2010年4月17日 (土) 05:18
iwaimさんこんにちは。Mathemです。
>>『「東京都青少年の健全な育成に関する条例」と
>>強姦件数の推移に相関があるという根拠が必要です。』
記載部分は、単に事実を列挙したに留まらず、これらに相関があることを示す記載ですので、これが独自研究で無いためにはその相関があると述べている文献情報等の提示が必要ということと理解しました。
そういうことでしたら、その文献情報が示されていないので、該当箇所を削除いたします。
iwaim 2010年4月17日 (土) 06:33
的確なご判断ありがとうございます。該当記述については、信頼できる情報源が見つかってから検討しても遅くはないと思います。
(議論ここまで)
__________________________________________________
グダグダ感は無きにしもあらずですが、今にして思えば、
「相関関係が因果関係を含むのは稀な事であるから、
その稀な事が起きているという事実を立証する
信頼できる外部の文献を提示せよ」
とだけ言っとけば論破できるような気もします。
まあこれは後知恵ですし、かんぴ氏もまさかここまで
物わかりの悪い相手だとは思ってもいなかったんでしょう。
「都条例が強姦を増加させた」 となればこれは衝撃の事実ですが、
それを立証するため次から次へとでてくるソースがひとつ残らず
ランナー氏のグラフだけってのが笑えます。
逆切れ気味にかんぴ氏を荒らし扱いしているあたり、
該当箇所を削除しても本音では自分が間違ってるとは
露ほども思ってない事でしょう。
Mathem氏のようなランナー真理教の布教に熱心な信者相手を
屈服させるには、いやしてないでしょうけど
形だけでも記述を削除させるまでに至るには、
相手にする方も同等の根気が必要という事で、
これだけの議論の分量は多さは必然だったと言えるでしょうか。
実に難儀な話ではあります。
Mathem氏のウィキペディアにおける他の執筆活動や
それに対する批判は、以下のリンクが参考になります。
興味ある方は是非ご覧ください。
Wikipedia:コメント依頼/Mathem - Wikipedia
利用者‐会話:Mathem - Wikipedia
(2011/11/14 entry)
一体誰が何のためにこんなウソをばら撒くのか?
ここからは、内閣府スレにおけるカタルシス理論関連の 議論をまとめたものをエントリします。 今回のエントリは 内閣府スレ★1 より引用しました |
586 名前:朝まで名無しさん[]
投稿日:2008/01/19(土) 00:51:47 ID:hOxw6lNw
http://www.jcps.or.jp/body/051_1804.html
(リンク切れ)
法務相に働く女はアホか,
児童ポルノ
を規制したとたん性犯罪が増加しとるじゃないか、
犯罪を増加させる法案つくった職員は首にするべき
男は若い、美人、スタイルよい女を好み
女は高身長、高収入、高学歴の男を好む
児童ポ
平成15年度 保健・衛生行政業務報告結果の概要"
4 母体保護関係
中絶件数が年間32万件、つまり日本の女は毎年30万人もの子どもを
毎年殺している、100万人子供が生まれるとして30万人だから
10人子供見ると3人が殺されているということでこの方が恐ろしく
感じる。児童ポルノは児童の強姦、致死、被害をむしろ減らしている。
女は身長の高い男を見ると性的満足を得る。
(宅間守は身長が1m80cmあったために大量殺人をおこしても
結婚したい女がいた)
女は町を出歩くだけで身長のたかい男に簡単に会える。
男は若い女の裸を見ると性的満足をえられる。
しかし町を出歩くだけでは若い女の裸にあえない、
そのため強姦事件や痴漢事件を防ぐ為に児童ポルノが必要になる。
男と女の問題は難しいよな。
幼女レイプ殺人を犯す者たち:少年犯罪データベースドア
しかし児童ポルノない前からすごい数の幼女強姦殺人事件がおきて、
ポルノの普及とともに減少している。
少年犯罪データベース 少年によるレイプ統計
589 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k []
投稿日:2008/01/19(土) 09:06:38 ID:/fs3tfql
>>児童ポルノ
>>を規制したとたん性犯罪が増加しとるじゃないか
統計を都合よく解釈したいって気持ちは
よくわかるんだけどねえ。
でもそれじゃ、何の根拠も無く児童ポルノと
犯罪を結びつける浅薄な規制推進論者と
大して変わるところは無いな。
児童ポルノ規制を犯罪増加とつなげたいなら、
「児童ポルノを取り上げられて我慢できずに
犯罪を犯した」
というような、犯罪者自身の証言が必要。
しかし、そのような証言は寡聞にして知らない。
性表現に影響を受けて犯罪を犯した例なら
いくらでもあげれらる。
小学生がレイプする (web 魚拓)
↑ の他にも俺もいくつかソースを保存しているけどね。
それから、児童ポルノが規制されても
根絶されたわけじゃない。
児童ポルノ製造は今も相変わらず行われている。
児童ポルノ被害、過去最多
また、児童ポルノ規制法は1999年11月施行だが、
この表を見ると、
強姦、強制猥褻共にそれ以前から増加の傾向を
示していたことがわかる。
性犯罪の増加の原因は、色々な要因が複雑に
絡み合っていて一概には言えないだろうが、
あくまで参考とするならば、インターネットの
普及率が性犯罪増加とリンクすると言う
一例をあげることも出来る。
http://www.johotsusintokei.soumu.go.jp/statistics/data/050510_1.pdf
(リンク切れのため、ソース差し替え)
図録▽パソコンとインターネットの普及率の推移
(web ページのキャプチャ画像)
こんな記事もあるよ。警察が、検挙率をアップするために
被害届けを握りつぶし、認知件数を操作していた。
考える前にやるべきことがあるだろ:少年犯罪データベースドア
(web 魚拓)
90年代半ば以降からは、操作をやめたと書いてある。
すなわち、認知件数が統計上増加するのは当然。
もっとも、これは茨城県それも窃盗に限った話で、
全国的な性犯罪認知件数を操作したという証拠は無い。
ただ、都合よく統計を解釈しようと思うなら
いくらでも根拠を他から持ってこれるって話。
>>男は若い女の裸を見ると性的満足をえられる。
余計にムラムラするんじゃない?
で、何らかの行動に移そうと思うんじゃないかな、
普通の男だったら。
自慰行為で済ますこともあれば、
配偶者なり彼女なりとSEXする、風俗にいく、
スポーツなどの代償行為で発散する、
中には犯罪に手を染める奴だっていることだろう。
>>強姦事件や痴漢事件を防ぐ為に児童ポルノが必要になる。
カタルシス説はもうほとんど支持されていないよ。
現在は、その時の欲求不満が解消されるだけの短期的な カタルシス説より、価値観を学ぶため、長期的な影響がある 学習説のほうが、多く支持されている。 ゲーム研究データインデックス | テレビゲームへの正しい理解を (web 魚拓) |
カタルシス効果をカウンターとしてではなく、 擁護論として単独で強く主張するのは諸刃の剣 http://newmoon1.bblog.jp/entry/342796/ (リンク切れのため差し替え) 第七回 バーチャル社会の弊害から子どもを守る研究会議事要旨(上) (web 魚拓) |
カタルシス論を肯定的に認めされるには今後それなりの努力が必要 通報を処理しきれない警察という観点からコンテンツ規制をみる (web 魚拓) |
公平を期すために、上記リンクの後者2つは
表現規制に批判的なブログから引用した。
最初のリンクでインタビューされている坂元教授は
ヴァーチャル研究会にも出席している人だが、
どちらかというと何かとゲームの悪影響を
論じたがる規制推進委員を戒めるような
発言が多い。
2番目のリンク先のブログ主も他の委員は
ボロクソたたいてるが、坂元教授は評価している。
628 名前:朝まで名無しさん[sage]
投稿日:2008/01/19(土) 22:33:12 ID:M2L1zqvx
赤線もエロ本も潰したお陰で全日本がレイプ大国になってた
このレスは省略されています 全文は 内閣府スレ★1 を参照してください |
632 名前:朝まで名無しさん[]
投稿日:2008/01/20(日) 00:38:19 ID:sNww8Yq6
いつエロ本が潰れたんだ?
633 名前:朝まで名無しさん[]
投稿日:2008/01/20(日) 00:45:53 ID:PETm/bR5
昭和30年代に赤線と一緒に豪快に廃止された
そしてその後復活するまでの10年は全日本レイプ祭りに
639 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k []
投稿日:2008/01/20(日) 06:58:38 ID:YAgLO3i6
>>赤線もエロ本も潰したお陰で全日本がレイプ大国になってた
>>その後復活するまでの10年は全日本レイプ祭りに
まずエロ本だが、昭和30年代に潰されたと言う事実は
無いようだね。
エロ本 - Wikipedia .社会が豊かになるにつれ、雑誌の質も向上し、 昭和三十年代半ばにはこの手の雑誌にも きれいな写真が多用されるようになった。 |
それから、赤線廃止だが、
売春防止法が全面実施された昭和33年から、
2人以上の共謀強姦が非親告罪になって、
数が急上昇したという事実を考えておく必要がある。
また、赤線が廃止されてもその後ソープランドが
出来たから、厳密に売春が根絶されたという
話にはならないだろう。
赤線廃止と同時にソープ (当時はトルコ) に
転業した店もあるみたいだし。
ソープランド - Wikipedia
629 名前:朝まで名無しさん[sage]
投稿日:2008/01/19(土) 23:58:59 ID:KR69Z08U
幼女レイプ被害者数統計
児童ポルノなんてなかった時代のほうが児童性犯罪が多かったのは
間違いない事実
そして児ポ法が出来てからまた増え始めているのも事実
630 名前:朝まで名無しさん[]
投稿日:2008/01/20(日) 00:01:08 ID:M2L1zqvx
禿同。ネット時代でなけりゃ豚のエサと同レベルの感情論に押し切られてたが
もう騙されるものか
636 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k []
投稿日:2008/01/20(日) 06:06:31 ID:YAgLO3i6
>>児ポ法が出来てからまた増え始めているのも事実
児ポ法が出来たのは平成11年11月。
でも、強姦被害者数は平成8年から増加に転じている。
注・これは平成9年から増加の間違いです。
幼女レイプ被害者数統計
強制猥褻が上向きに転じているのは平成2年から。
注・これも平成3年から増加の間違いです。
確かに、平成11年から急上昇しているが、
児ポ法は同年の11月からだから、この年に関しては
関係なし。
可能性の一つとしては、インターネットの普及がこの動きと
リンクすることから、ネットの影響が考えられる。
総務省のデータによると、平成9年の時点で既に
1000万人以上がネットを利用している。
2chができたのが平成11年5月、
一年後に西鉄バスジャック事件、
それ以降2chへの犯罪予告書込みが次々と行われてる。
637 名前:朝まで名無しさん[]
投稿日:2008/01/20(日) 06:09:57 ID:PETm/bR5
またお前の誇大妄想か
638 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k []
投稿日:2008/01/20(日) 06:09:58 ID:YAgLO3i6
もちろん、ネット普及や2chが性犯罪増加の原因であると
断定するつもりは無い。
しかし、統計を都合よく解釈しようと思うなら、
そしてカタルシス説がほとんど支持されていない現実を
直視するならば、性犯罪増加の原因を
児ポ法に求めるよりも、ネットに求めるほうがより現実的。
>>630
>>ネット時代でなけりゃ豚のエサと同レベルの感情論に押し切られてたが
>>もう騙されるものか
いやいや、もうすっかり騙されてるから。
一体誰が何のためにこんなウソを
ばら撒くんだろうね。
君みたいな被害者をこれ以上増やさないためにも、
その手のウソが書き込まれるたびに、こまめに
反論を加えることとしよう。
(2011/12/1 entry)