2014年09月13日

単純所持違法化と性犯罪増加の因果関係の問題 - 因果関係と相関関係を混同してはいけない









         







冤罪以外の反対理由について : 
     
      単純所持を違法化した外国では性犯罪が増加している :

        因果関係と相関関係を混同してはいけない




「単純所持を違法化した国では、性犯罪が増加している」

「治安のいい日本が、そんな外国のマネをする必要はない」


などと言った規制反対派の主張に関しては、
こちらで詳細に検討し、批判を加えました。

規制反対派はこうしてダマされた!間違いだらけのカタルシス理論


また、こちらの別館エントリにて、主に政治的主張としての
有効性に対する疑念を中心に、改めて取り上げています。

「表現規制は性犯罪を増やす」 という主張は規制の後押しにしかならない


そこでの要約を再掲しますと、


1. 相関関係だけで因果関係を
    みちびくという統計的手法の間違い

     
    仮に児童ポルノ法の施行と性犯罪増加の間に相関関係があったとしても、
      因果関係があるとまでは証明されていない。  
     相関関係が因果関係を含むことは稀である、というのが
      統計学の常識。その稀な事が起こってると主張したいなら、
       綿密な検証作業を経て因果を立証しなければならない。
      しかしバカ反対派はこの常識を無視する、もしくは知らない。
     立証を求められても一切やらないし、する能力もない。

2. 自分に都合のいいデータだけで
    物事を判断する


     バカ反対派はやたらイギリスやスウェーデンのような、
      規制後に性犯罪が増えた事例を持ち出すが、
       規制後に性犯罪が減少した事例、
       もしくは規制してないのに増減があった事例など、
      全く無視している。

3.そもそも、相関関係にあるのかすら疑問

     イギリスや日本の例を見ると、規制が始まる前から
       既に性犯罪数の増加が始まっているなど、
     規制施行と増加開始時期がずれている。

4. カタルシス理論は学説として
    支持されていない



というあたりになります。

バカ反対派は、 「相関がある以上因果関係もある可能性はある」
「単純所持規制をやった国は例外なく性犯罪が増加している」
とかなんとか屁理屈をこねて自分のウソや間違いを
必死にごまかそうとしますが、
こういう、相関関係と因果関係をゴチャまぜにして論を立てる連中は
ウソつきかバカのどちらか、あるいは両方ですので、
ゼッタイに信用してはいけません。





「相関 因果 ウソ」の検索結果 - Yahoo!検索

「相関 因果」 などのキーワードで検索で調べてみれば、
相関と因果関係のトリックの例として、




「海賊の減少が原因で地球が温暖化した」

海賊の減少と地球温暖化



「コウノトリが増加したら出生数が増えた」

コウノトリの増加と出生数



「毎日朝食を食べたら成績が上がった」

朝食と成績



「血圧が上がったら給料が増えた」
「会社で掃除をきちんとすると、利益が上がる」
「男性の人口が増えたら、女性の人口も増えた」





などなど多数紹介されています。

このような相関と因果の取り違え事例は、知性に乏しくペテンにダマされやすい
愚か者に対する警句ネタとして一つの類型となっており、
その対象にバカ規制反対派も見事に含まれちゃってるって事です。



バカ反対派の言い分は、統計的事実ではなく、単なる願望です。

「単純所持が規制されたら、性犯罪が増えて欲しい!」

などといった下劣な妄想に対しては、
それに見合った非難と罵倒が浴びせられるべきなのです。




                   (2014/10/21 entry)

         







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captain_nemo_1982 at 16:30│Comments(5)TrackBack(0) 単純所持規制の問題点について 

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この記事へのコメント

1. Posted by 良化特務機関・善導課   2017年03月23日 03:48
 児童ポルノ規制法は性犯罪を増やすのが目的です。どの国でもこの手の法案が成立後に性犯罪が増加し、中には倍に膨れ上がるケースもあります。
 被害者を保護するためのカウンセリングや、性犯罪者の再犯を防ぐ為に監視するなら意味がありますが、規制しても抑圧すれば犯罪が増加するのが当然です。理由は簡単。人間は自分の子孫を残す為に性欲があるんだから、それを抑圧したら暴走するのが当然でしょ。性犯罪が悪いことで、相手との合意なしのSEXや未熟なままのSEXはダメだよという教育やカウンセリングをなしにして、単に児童ポルノを禁じても意味ないし、まして単純所持を罰する法律では何も護れないどころか、単に冤罪を含む性犯罪者を増やすだけです。科学的視点の無い感情による法律はクズ法であり、何れは多くの単純所持による性犯罪者を生み出す元凶そのものになるでしょう。
 性犯罪を減らそうなどと思って出た政策ではありません。超恣意的に運用して問答無用で逮捕できて反論しずらいのだから取り締まる側は諸手をあげて喜んでる所だ・・
 ようするに日本人男性を手当たり次第に摘発して「前科者」にしたいだけ。 アメリカの年次改革要望書の一つである「民間刑務所ビジネス」の発展とそこへの天下りっつう極上の蜜がありましてね。アメリカのように国民の1%が受刑者という状態で、大人しい軽犯罪の人間を大量安定供給できるのが安部自民の理想。
 そして出所後まともな職につくことも出来なくなってしまった元受刑者を奴隷のように汗水流させて底辺でこき使うか、戦場または福島第一原発のような所へ送り込んで犬死させる為の国民を増やしたいだけ。
2. Posted by 良化特務機関・善導課   2017年03月23日 03:48
 つまり規制賛成派は科学的な根拠もなく、恣意的な嫌悪感や先入観によって勝手に暴走しているだけの感情論者です。賛成派の政治家は本当に児童を守る気はあるのでしょうか。答えは否、彼らの年齢を見てください。賛成派はほとんどが年寄りで、加齢による性欲の減退が見られる年齢です。彼らは規制されても完全に萎えきった自分とは関係がないし、それにより天下りができるなら都合がいいという考えの持ち主達です。彼らが若い頃、彼らの性欲が全て健全で理性的な物であったとどうやって証明するのですか。できないならば、ただ政治家に都合のいいように煽られ、利用されているだけの馬鹿な人間です。
 ここまで言って理解できないなら、相当な精神疾患をお持ちのようですので、病院に行くことをオススメします。性犯罪者だろうが何だろうが、言いたければ言ってくれても構いませんよ。そういうヤツに限って、もはや人間ですらない正体不明の化け物なんですから。まだ犯罪者の方がちゃんと心がある人間ですので、よっぽどマシですね。
3. Posted by      2017年03月28日 19:46
間違ってほしくないですが、
「安倍政権」以前でのこの手の問題は
現在と比べ物にならないくらい酷かったです
宮崎事件のショックが記憶に新しい90年代以降、
ネットもなくテレビ雑誌の言論が絶対だった時代、
アニメやそのファン層に対するヘイト行為はまさに正義の行いでした、規制派連中は青年向け漫画・アニメとビデオで撮影した「虐待記録映像」を「児童ポルノ」として一緒くたにし
「第二の宮崎勤、および健全な青少年育成の名目」の下
成人ゲームの万引きを発端にして、その制作会社が摘発された「事件」も起きてます、国民がアレが責任転嫁も甚だしい
無益な行為であり、自分たちはずっと踊らされていたと思い知るのは
それから十数年以上も経過した後の事です
4. Posted by      2017年04月10日 18:54
成人向け作品への「弾圧」事例の中に「松文館事件」
があります、これは2002年に起きたことですが
「高校生がエロ漫画読んでる!」との通報で
漫画家とその関係者が逮捕され、なんと罰金刑まで確定しています、あの時期は「ゲーム脳・フィギュア萌え族」等
カルチャーに対する「ヘイト(あの当時にその概念は無かった!!)」が未だ根強く、このような「弾圧行為」もまさに「健全な青少年育成を阻害した者に対する当然の報い」に映った方も多かったでしょう、果たして今でも「正義」と呼べるのでしょうか?「植松事件」と同様、薄汚れた歴史の汚点だけを残し、世の中を「何一つ」変えられるはずがない事例と呼べるのではないでしょうか?
5. Posted by      2017年07月30日 08:10
規制反対派が叫んでるのは「断末魔」でなく、
「89年から20年以上に渡る「退廃思想」排斥」
「虐殺の歴史」であり、その最たる理由が「宮崎勤・サカキバラ」です、
90年代「オタク・ロリコン」の存在は社会問題でした、
だからこそメディア・政治家・警察・教育関係者、
そして大衆がこぞってその手の思想を持った人々を糾弾し、後ろ指を指し、弾圧してきたのです、
そしてほとぼりが醒め、あたりを見渡してみると、
そこには自分の人生と何の関係もない
罪のない人々の屍の山が築かれていただけでした、
ただ「アニメ好き」というだけで虐殺された人たち、
その中には、今の社会を根本からひっくりかえせたかもしれない人たちも多く含まれています、

今や世間は昨日まで糾弾していた「有害なアニメ」の名を挙げ、「アニメは日本の文化」と必死に連呼してますが所詮この「歴史の汚点」から目を背けてるだけにすぎません
私はその「歴史」をまっすぐな目で直視しています

彼らの尊い犠牲の上で勝ち取った「健全な社会」
その実態は、低賃金・重労働・差別主義、そして少子化です
「アニメ業界崩壊序曲」も、
元々「大衆」が渇望して遂に勝ち取った結果なのです

反発せず、受け入れましょう

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