2014年09月13日

検証 ・ 海外の冤罪事例  授乳写真事件 2









         








冤罪が起きやすいという反対理由について : 

    単純所持規制をやってる外国では冤罪が多発してるけど? :

        検証 ・ 海外の冤罪事例  授乳写真事件 2



児童ポルノの可能性があると判断している9枚のうち、
2枚の写真について彼は
 「年長の兄が自分の性器に触れている」 と注記している。

これに対してメルカードはパブリッツォは転んで
よく怪我をするので自分で薬を使うように教えている、
写真はそのときのものだと説明した。

だから、なんでそんな姿を写真に撮る必要があるんですか?
それもペルーの文化だ、とでも言いたいのでしょうか?
4歳の子供が性器を触ってる写真はいくらなんでもヤバいでしょう。


それと、4歳児が怪我してるのに親が治療もしないんじゃ、
ネグレクト (育児放棄) を疑われてしまいます。
性器付近をしょっちゅう怪我するってのも変な話ですね。
よっぽど変な遊び方をしてるのか、
あるいは知らないところで性虐待を受けてるのかもしれませんが。


「大陪審での審議の前は、憲法修正第5条の権利の主張や
証言は避けた方がよいとメルカードに助言した。
なぜなら彼らが彼女の言葉を一切聞こうとしなかったからだ」 とラフェンテ。

一方、児童保護局の報告書は両親が
重罪で起訴されている事実を派手に強調していた

大陪審とは、訴追が提起されている案件が
起訴に値するかどうかをチェックする制度で、
一般市民から選ばれた23人から構成されます。
これは形式的ではあっても、民主的統制が働いています。

被告側弁護士が憲法や権利の主張をしないのは、
逆に児童保護局が重罪を派手に主張するのは、
その方が民主的な支持を取り付けることができると
分かっているからです。


メルカードとフェルナンデスは
 ”性的問題を抱えた人のための集団治療”
に通い、そのうえ高価な心理検査を自費で受けなければならない。
いずれもやむなく当局に合意させられたのである。

「およそ全く無意味だ」 とチャタムは頭からバカにしている。

合法的な児童保護の手続きを頭からバカにするとは、
この弁護士は一体なにさまのつもりでしょうか?
そんな事より、ルッカの聖母子(笑)に関するバカ発言を
とっとと撤回してください。

ダラス地検のエイプリル・カーター検事補は
写真技師・リチャードソン市警・大陪審が
いずれも写真を問題視していたと指摘し、
同時にそれ以外の証拠がないことも認めた。

「つまりこれが性的行為なのか文化的なものなのか明確ではない」 
したがってウソ発見器による審問を行って
疑問を解消する必要があると確信していると述べた。

こういった恣意的な記事でメルカードやフェルナンデスに
無責任に感情移入できる我々と違って、
責任ある立場にある検事補の見解としては、
全くもって妥当であると言わざるを得ません。

例の授乳写真に問題があるという複数意見に十分配慮しつつ、
どうすれば子供たちを善良な親元に帰せるか
最善の方策を取るべく努力しているのですから。




続いて、ブログ主さんが拾ってきた
reddit.comのフォーラムのコメントの翻訳から。


俺はアメリカ人じゃない。でもメルカード一家の母と子の関係は
世界のほとんどの地域ではごく普通のものだろう。

アメリカの女性が街中で堂々と授乳するなんて事ありえないもの。
もちろん、母親が子供に授乳するのは
ごく自然な行為だってことは分っているけど。


人前で授乳してる人をたまに見かけるけどな。
ちなみにカリフォルニアのバークレーに住んでいる。


地理的にはバークレーまで車で20分くらいのところに住んでる。
でも我が街とバークレーは文化的には一千光年くらい隔たりがある。


あたしは人前での授乳が平気な少数派の母親。だってたぶん合法でしょ?

外国人は驚くかも知れないが、大半のアメリカ人は
公衆授乳に強い嫌悪感を抱いているんだ。

  外国人 「第三世界じゃ人前での授乳なんてごく普通だぞ」
    アメリカ人 「そうだね。でもアメリカは第三世界じゃない」

だから外国からの移住者が母国の習慣を持ちこんで
公衆授乳をしたりすると非難される。


アメリカでは公衆授乳が合法かどうかは時と場所による。
母親による公衆授乳の権利が認められている場所ならば
合法的に授乳できる。しかし商業施設のオーナーには
敷地内での公衆授乳を禁止できる権利がある。
もし違反者がいたら強制的に排除できる。

さらに、中心街区での公衆授乳が禁止されている都市はいくつもある。

この辺りは、同じ文化でもいろいろ違いがあって
見てて面白いです。それにしても、公衆授乳一つでも
アメリカじゃいちいち法律で規制してるんですね。

アメリカの司法制度では検察官は選挙で選ばれる。
再選されるかどうかの決め手は有罪判決の獲得数だ。
だから検事たちは一番楽な獲物 (社会的弱者) に狙いを定める。
誰だって落選するリスクを犯したくないからね。

検察官が公選制とは、この記事見るまで知りませんでした。
調べてみると、裁判官も選挙で選ばれるんですね。
こういう所にも、民主的統制が働いていたようです。

ちなみに、楽な獲物を狙えば当選できるって、
ちょっと見方が偏向しすぎですね。
民主主義をいっさい信用しないタイプの人なんでしょうか。

メルカード一家の最初の間違いはテキサスに移住したことだ。
「人前で乳首を晒すなど地上最大の罪」 と思っている
田舎者で頭のイカレた聖書オタクばっかりの土地だ。
しかも家庭内で妻をぶん殴ることは州民の娯楽として
もろ手を挙げて大いに歓迎されている。

いくらテキサスでも、妻をぶん殴れば犯罪になると思いますが、
「最大の罪と思ってる聖書オタク」 はそれぞれ人の勝手でしょう。
そう思うこと自体、他人が口出しできない内心の自由の問題で、
そういう人たちが多数派なら、それは民主的な総意とみなすべきです。


最後に、AppleInsider からの興味深いコメントです。

私は以前に1時間現像・プリントショップで働いていたことがある。
今回のようなケースは雇用主次第なんだ。

私が勤めていた店では授乳写真はまったく問題にならなかった。
しかし一部の写真店では子供が含まれる
すべての写真をチェックしていた。
潜在的な児童ポルノ物件として警戒されているんだ。

入浴中の子供の写真の大半は問題ない。
私が唯一疑念を感じたケースは幼い子供が
父親の勃起したペニスを握っている写真だった。
頭の中で警報が鳴り響き、私は警察に通報した。

結局この店を辞めるまでに3度ほど警察とかかわりを持った。
しかし私の判断が正しかったのは1回だけだった。
あとはまったく無害なもの―たとえば父親が1歳の娘の体を
洗っている写真とか―だった事が判明した。

みなさんにはデジタルカメラを使用することをお薦めする。

「無害だったのに通報された2件」 がどうなったのか興味がありますね。
ひょっとしたら、警察の事情聴取くらいは受けたのかもしれません。

しかし驚くべきは、無害な写真を通報したにもかかわらず、
このDPE屋が 「客を警察に売った」 といった
悪評を立てられることもなく、商売をつづける事が出来ていたようだ、
という事実です。これも日本じゃなかなか考えづらいですね。

児童ポルノの摘発は、児童虐待早期発見の手段として、
それだけ一般社会の容認を受けている、という事でしょうか。



 

                (2014/10/11 entry)

         








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captain_nemo_1982 at 19:40│Comments(0)TrackBack(0) 単純所持規制の問題点について 

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