2014年09月13日

検証 ・ 海外の冤罪事例  ベネディクト事件 2









         







冤罪が起きやすいという反対理由について : 
     
    単純所持規制をやってる外国では冤罪が多発してるけど? :

        検証 ・ 海外の冤罪事例  ベネディクト事件 2



その後、ベネディクトの弁護士の健康問題などで、
公判が2000年の10月から2001年の6月に延期されます。
しかしこれは、ベネディクトの法廷戦術と捉えられ、
心証を悪化させてしまいます。

公判再開前の2001年6月1日、
ベネディクトは証拠のフロッピーディスクを
2枚盗み出そうとして、拘束されます。
この逮捕は、裁判での彼の立場をさらに悪化させました。

弁護士も、窃盗発覚によるダメージに加え、
パソコンやフロッピーディスクから
どれほどベネディクトに有利な証拠が出ようと、
彼が所持していたとされる児童ポルノ画像を
陪審員が見たらとても勝ち目がないと踏んで
有罪答弁による司法取引を勧めます。

ベネディクトは司法取引を受け入れて、
懲役37か月が言い渡されます。

ベネディクトは後に 

 「検察官に操られた」
  「弁護士に強制された、騙された」 

と非難していますが、判決文は強制を否定しています。


さて一体、真実はどっちなのでしょうか?

ベネディクトの公判遅延や窃盗行為は、
無実を証明したいという熱意の現れとも取れますし、
犯罪を隠蔽しようとする行為であるとも取れます。

判決文はベネディクトの虚言癖を指摘するなど、
不誠実な態度を非難する記述が数か所に見られます。

ベネディクトはその後、新たな証拠がみつかったとして
司法取引の撤回を申し出るも、却下された上に刑期を
46カ月に延長されてしまい、さらに上訴したようですが、
その後の報道がパッタリ途絶えてしまったところを見ると、
それも却下されて収監されてしまったものと思われます。


この事件は、単純所持規制の問題というよりも、
ラフジャスティス、司法取引の横行、陪審制、
テクニカルな法廷戦術の重視など、
アメリカの刑事訴訟手続きの構造的な問題が
表れているのだと思います。
 (摘発側の証言の食い違い含めて)

部外者である我々に、これ以上何が言えるでしょうか?
少なくとも、この一件は合法的手続きを経て結審しているのです。

続報を予告していながら、尻切れトンボに終わってしまった
WIRED の報道姿勢を含め、アメリカという国が根本的な
改革を望まない限り、これは変わることは無いのです。




                 (2014/10/10 entry)

         







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captain_nemo_1982 at 19:49│Comments(0)TrackBack(0)単純所持規制の問題点について 

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