2014年09月13日

検証 ・ 海外の冤罪事例  フリードマン事件 1









         








冤罪が起きやすいという反対理由について : 
     
    単純所持規制をやってる外国では冤罪が多発してるけど? :

        検証 ・ 海外の冤罪事例  フリードマン事件 1



フリードマン事件は、海外における単純所持規制による
冤罪事件として、この手の話題が語られる場では
必ずと言っていいほど取り上げられる有名な事例です。

ネタ元はアンドリュー・ジャレッキ製作・監督の
Capturing the Friedmans キャプチャリング・ザ・フリードマンス
という2003年のドキュメンタリー映画で、
アカデミー賞ドキュメンタリー部門の候補にもなっています。

一体どういう事例なのか、ちょっと長くなりますが
なるべく要約して引用してみます。


陪審員制度という魔女裁判
      (web 魚拓)

父アーノルドは地元の尊敬を集める中学教師で、
自宅の地下室で子供たちのためにコンピュータ教室を開いていた。
妻とは結婚生活二十五年。三人の息子も元気に育った。
絵に描いたように幸福なフリードマン一家の家のドアを
郵便配達夫が叩いた。

 「この郵便はあなたあてですか」

アーノルドがサインをすると、男たちが一斉に部屋に押し入った。

  「警察だ!」

郵便物の中身はゲイポルノ雑誌だった。
それも少年の裸が満載された違法図書だ。
以前からアーノルドに目をつけていた警察は令状をかざして
部屋を捜索し、ポルノを数冊押収した。       

アーノルドは逮捕された。さらに警察は
コンピュータ教室の子供たちをレイプした容疑をかけた。
なんと18歳の息子ジェシーまで共犯として逮捕した。
中学の頃、他の子供たちと一緒にコンピュータ教室に
参加していたので、父に協力したに違いないというのだ。  

事件は静かで豊かなグレートネックの町をパニックに陥れた。
うちの息子もレイプされたと訴える親が警察に殺到した。
何人かの生徒は何十回も犯されたという。
アーノルドは延べ何百回も少年を レイプした計算になる。
そんなバカな。いくら怪物でも、そんなにベルトコンペアーの
工場みたいに レイプできるはずがない。 

実は、レイプの物的証拠は何もなかった。
それどころか被害者にも犯された記憶はなかった。


子供たちは、刑事や親に

 「いたずらされたんだろ?」

と問い詰められるうちに 
「そうかもしれない」 という気分になった。
そう言えば、父や警官が満足するからだ。
大人たちは

 「忌まわしい記憶を抑圧してるんだ」 

と、息子に催眠術をかけた。すると、子供たちは
開かれるままに 「意識の底に隠したレイプ体験」 
をいくらでも認めていった。

「それは記憶の押しつけ、捏造では?」

と冷静に疑う者は誰もいなかった。

逆にアーノルドの教室に通っていたのに息子を
レイプされていない親は村八分になった。
親は息子を強引に説得して、犯されたと認めさせた。

そして裁判。もちろん裁くのは地元から選ばれた陪審員だから
無罪になるはずがない。 
アーノルドは検察側に

 「有罪を認めれば息子のジェシーだけは助けてやる」

と持ちかけられて、それに従った。

ジェシーは弁護士に

「無罪を主張しても勝てる見込みはないから、
 君も父に犯されてイヤイヤ手伝ったと言って
  同情を引け」 


と言われて、それに従った。

結果18歳のジェシーに下った罪は
  懲役18年というもっとも重い刑。 


青春も教育の機会も奪われた彼に残されたのは、
父のわずかな生命保険金と、就職も引っ越しも
恋愛も友人を持つことさえ不可能にする
ホモの児童強姦魔という汚名、 
それに釈放の条件として警察が体内に埋め込んだ
電波発信器だけだった。



引用 : 【町山智浩著 「USAカニバケツ」】 




なんとも凄まじく恐ろしい冤罪事件です。
もし自分にこんな災厄がふりかかったら、
と想像しただけで誰もがゾッとしてしまうでしょう。




もしこれが真実の話ならば、ですが。




                          (2014/10/8 entry)


         







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captain_nemo_1982 at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)単純所持規制の問題点について 

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