2014年09月13日

③被疑者が違法性を認識していなかった場合









         








冤罪が起きやすいという反対理由について : 
     
      あいまいな定義による冤罪の問題 :

         ③被疑者が違法性を認識していなかった場合



このケースを冤罪という事はできません。
違法性を認識していようといまいと、犯罪行為を犯した以上、
行為は行為として裁かれることがほとんどだからです。

「これは児童ポルノじゃないと思っていた」 などと言う
言い訳は通用しないのです。

これを、違法性の錯誤と言います。

判例にならえば、児ポ法そのものを知らなかったり、
それは知ってても自己目的所持が違法であると知らなかったり、
あるいは自分の持っているエロ表現が児童ポルノにあたるとは
思っていなかったり、といった事例であっても、
それだけで無罪になったり減刑される可能性はほとんどありません。

ただし、「これは児童ポルノだ」 と認識できる可能性が
ほとんどなかった場合は、情状が酌量される場合があります。

たとえば、公に流通しているエロDVDで、審査も通過していて、
はっきりとパッケージに18歳以上であると明記されていた場合、
そこに映っているAV女優が仮に18歳未満であったとしても
購入した人間がそのことを知る可能性はかなり少なくなります。
少なくとも、18歳以上であると信ずるに足る相当の理由があった、
というべきケースにあたるでしょう。

黒い雪事件 - Wikipedia

この事件では、「黒い雪」 という映画がわいせつであるとして
裁判になり、裁判所もわいせつであると認めましたが、
ちゃんと映倫の審査を通過しており、その際に指摘を受けて
修正・削除などの編集を行った上での上映なので、
法律上許されたと信じるにつき 「相当の理由」 があったとして、
無罪判決が確定しています。

                         (2014/9/21 entry)


         








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captain_nemo_1982 at 20:59│Comments(0)TrackBack(0)単純所持規制の問題点について 

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