2013年06月02日

統計としての信頼性に関する議論 その2


内閣府世論調査は世論誘導か?

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 このエントリは 内閣府スレ★5 より引用しました



276 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k [sage]
     投稿日:2008/08/08(金) 08:13:30 ID:tUOl5Vs4

>>246

>>論文などはただしい方法で書かれてますよ

具体的に教えてほしいんだけど。できればURLで。
あと、表現規制に関する世論調査に関して、
内閣府調査より信頼できるものは他にないってことで良い?

>>拒否は拒否として乗せるのがいいと思います
>>少なくても有効回答をそのまま当てはめるというのは間違いかと


俺は君よりは統計学に関して疎い、というかほぼ素人なんだが、
俺なりに調べてみたんで意見を聞かせてくれるかな?

まず、

ESOMAR/WAPOR
ヨーロッパ世論・市場調査協会/世界世論調査学会
世論調査ガイドライン


を見ると、回答拒否の取り扱いに関する記述として

  (第25条)
     クライアントは、委託したマーケティング・リサーチプロジェクト
     について、以下の情報を入手する権利がある:

   技術的に関係がある場合は、回答率と無回答によって起こる
   可能性があるバイアスの検討


とある。他に見た限りでは、これ以外の言及は無い。

で、>>1の 「有害情報に関する世論調査」 と同時に行われた

がん対策に関する世論調査本  報告書を読む際の注意

を見ると、

  標本誤差は回答者数(N)と得られた結果の比率によって異なるが,
  単純任意抽出法(無作為抽出)を仮定した場合の誤差
  (95%は信頼できる誤差の範囲)は下表のとおりである。


として、バイアスの検討が提示されている。

たとえば、>>1の調査で

 児童ポルノの単純所持は規制すべき         69.6%

となっているわけだが、表に従えば回答者数1000人なら
誤差はプラスマイナス2.8%、2000人ならプラスマイナス2.0%、
今回の調査の回答者数は1767人だから、
大体誤差プラスマイナス2.3%あたりに落ち着くという
推論が導かれると思う。

すなわち、回答拒否は回答拒否としてそのままデータに
乗せるのではなく、回答者のみのデータとは別にして
リサーチャーから提出されたバイアスの検討を
参考資料とする、という内閣府調査の方法は
ESOMAR/WAPOR綱領のガイドラインに準拠したもので正しい。

ちなみに、日本マーケティングリサーチ協会の綱領も
ESOMAR/WAPOR綱領に準拠している。

俺がいくつか調べて見た各種マスコミや自治体などの
世論調査でも、一つ残らず回答拒否はデータに含まれていない。

君の言う

  「拒否は拒否としてのせる」

という見解の普遍性は、どのような基準、もしくは権威によって
裏付けられたものなのか?
また、そのような見解が反映された世論調査というものは
広く一般に存在するのか?

>>調査には政治的意思の表明という機能は備わっていません

内閣府HPの 「世論調査 よくあるお問い合わせ」

ここには、

・内閣府では、政府の施策に対する国民の意識を把握するために、
 ほぼ毎月「世論調査」を実施しています。

・あなた様お一人のお答えが、全国の1万~3万人を
 代表する結果となりますので、仮にご協力をいただけないと、
 世論調査の結果が偏ってしまうおそれがあります。

・正確な世論調査を実施するためにはあなた様のご協力が
 是非とも必要になりますので、趣旨をご理解いただき、
 ご協力をお願いします。


という内閣府の見解が公表されており、調査対象者にも
逐一その旨伝えられているだろう。

すなわち、内閣府世論調査は匿名によって表明された
政治的意思の集合体であると言う認識は、
調査主体、調査対象者によって共有されているだろう。

>>備わっている調査は正しい調査とはいえないと思います

これも根拠をお願いしたい。

>>それだと意味の後付けになってしまうと思います

回答拒否者は、自分の意見が世論調査に反映されない
ことくらい、最初から分かっているはずだが。

>>それではなぜ選挙の投票は、秘密投票になっているのでしょうか?

投票者が選択による不利益を被らないようにするためだよ。

>>選挙は人に意見を知られることはない 調査では人に意見をしられてしまう
>>この点は、選挙と調査の決定的な違いだと思います


だから、知られてしまうってのはみんな一緒でしょ?
都合の悪い意見だけプライバシー侵害で脅しかけて
排除しちまうんならともかくさ。

そういう個人的事情に基づく拒否が調査の信頼性を
貶めるという、信頼できる統計なり学術調査なりが存在するの?

>>ここの部分はその直前の内容と比べても適切なたとえとは
>>いえないと思います


個人的事情に基づく拒否と言う点で一緒だよ。










306 名前:朝まで名無しさん[sage]
     投稿日:2008/08/09(土) 14:46:37 ID:Ici5fIUQ


>>俺は君よりは統計学に関して疎い

とりあえずwikiの「世論調査」とか「統計学」などの項目に
わかりやすくまとめられているので見てみるといい
あと
このページの「無回答の誤差」というところを見れば
こちらが言おうとしていることがわかると思う

もう一度言うけど、この調査自体を否定しているわけではない
議論を始める入り口としては意味を持っている
しかし、これを根拠にして規制をしようとするのは問題があると言っている


>>回答拒否者は、自分の意見が世論調査に反映されない

反映されないなら反映されないでいいですが、
あなたは回答拒否者も回答者と変わらないのではないか、と言いましたね
これは後付けになるのでは?


>>投票者が選択による不利益を被らないようにするためだよ

この考えが出来るなら、
調査に答えることによって、調査対象者が不利益をこうむることが
あるかもしれないと考えることも出来るでしょう

また、対象者自身がそう考えてことによって真実の答えを
しないと言う場合も考えられます
特に、この調査が行われたころはマスコミなどで個人情報についての問題が
頻繁に流れていました
自分の意見を知られたくないと思う、調査対象者がいてもおかしくありません
それが児童ポルノというデリケートな問題なら特にです


>>個人的事情に基づく拒否と言う点で一緒

全く違うと思います
上にも書いたとおり、今の時代個人情報を過剰に守るような傾向があります
実名で意見を述べると言うことは、個人情報をさらすと言うことです
単なるものぐさとは違う問題です











320 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k [sage]
     投稿日:2008/08/09(土) 23:41:33 ID:Elw4s/0t

>>とりあえずwikiの「世論調査」とか「統計学」など

wikipedia は便利だから俺もよく議論で引用するけど、
権威ある学説と対立した場合は、根拠としてはかなり弱いよ。
だって、どこの誰がどういう立場で書いたのか分からないからね。

>>このページの「無回答の誤差」というところを見れば
>>こちらが言おうとしていることがわかると思う

横着しないで、その部分を引用して欲しいんだが。
とりあえず予測するに、↓ の部分かな?

 面接調査において、面接できなかった対象者を
 不用意に省いたり、調査員が勝手に置き換えたりして
 得られたデータに基づく統計、などは
 重大な誤差を含むのが通常である。


まず、「不用意に」 とは、具体的にどういうことか?
それと、>>276 に反する見解はどこに記述されているのか?

>>これを根拠にして規制をしようとするのは問題があると言っている

だから、俺はその傾向が強いのは認めるけど、
他の人はそんな単純な話じゃないっていってるじゃん。

それから、それのみを根拠として規制を推進してる
議員って誰かいる?あくまで参考にしてるくらいなら
いっぱいいるだろうけどさ。

>>反映されないなら反映されないでいいですが、
>>あなたは回答拒否者も回答者と変わらないのではないか、と言いましたね


変わらないってのは、調査員に意見を晒すというリスクのこと?
それがなんで後付ってことになるのかな。

>>自分の意見を知られたくないと思う、調査対象者がいてもおかしくありません
>>それが児童ポルノというデリケートな問題なら特にです


調査依頼の段階で、質問内容までは知らされていないよ。
したがって、児童ポルノに関する質問に答えたくないから
回答拒否するってのはありえない。

>>全く違うと思います

なんでわからないかな。別の方法で説明しようか?

調査員に自分の意見を知られると言う精神負担の値を
10としよう。調査に協力した人としなかった人、
プレッシャー比率は  10 : 10 だ。
条件は全く同じだからね。個人的事情はともかくさ。

一方、選挙において日曜にでかけるという精神負担の値を
1 としよう。投票に行く人と行かない人、
プレッシャー比率は 1 : 1 だ。
 (ただ、後で述べるがこれは物理的条件が同じではない)

で、俺は 10 : 10 = 1 : 1 だから、
回答拒否を白紙委任と考えるのは妥当、と言っている。

ところが、君は10と1は違うから白紙委任ではない、
と言っている。だから議論がかみ合わないんだよ。

それから、選挙は面接調査に比べ、投票者間の条件格差が大きい。
投票所から家が近い人もいれば遠い人もいる。
日曜しかしないから、仕事がある人はいけない。
不在者投票だと、投票所より遠い距離移動を
強いられたりする。
 (俺も一回やったが、10倍くらい遠かった)

しかし、面接調査は対象者の都合に合わせて訪問してくれる。
断っても、再調査依頼にきたりするので、
気が変わればそのときに答えることも出来る。
その辺の条件が非常に公平なんだよね。

更に言えば、一票の重みが全然違う。
内閣府HPによると、数万人規模の意見を
代弁する権利を持つことになる。
国政選挙みたいに、自分の一票じゃ何も変わらないといった
不満、諦観はかなり軽減されることになる。

だから、選挙の白紙委任が妥当なら、
世論調査の白紙委任はより以上に妥当であると言える。










312 名前:朝まで名無しさん[]
     投稿日:2008/08/09(土) 20:34:33 ID:aDBuOpoR

戸別訪問によるアンケートで、この法案に反対などしようものならば、
法律施行後に、家宅捜索をうける危険性が高く、完全に反対しにくい状況を
意図的に作出している。
これは脅迫行為といってよく、憲法で保障する言論の自由を著しく
侵害しているといえる。

脅迫に近い形で収集したアンケート結果を根拠に、単純所持規制を
することを危険ものはない。











326 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k [sage]
     投稿日:2008/08/09(土) 23:53:02 ID:Elw4s/0t

>>戸別訪問によるアンケートで、この法案に反対などしようものならば、
>>法律施行後に、家宅捜索をうける危険性が高く


ありえない。無作為抽出の際に得た個人情報は、
集計後すみやかに焼却破棄され、
他の目的に使用されることは無い。

>>脅迫に近い形で収集したアンケート結果

だから、現場で土下座して許しを乞うてまでして
なんとか回収率をあげようとしている調査員を、
なんでまた誹謗中傷するような大ウソを吐くんだよ?

冤罪冤罪って言う前に、自分たちこそその

腐りきった推定有罪思想

を恥に思いなよ。





                 (2009/2/19 entry)


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