2013年05月06日

立法府において定義明確化は重要視されているか?1


児ポ法定義問題

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 このエントリは 内閣府スレ★5 より引用しました



460 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k [sage]
     投稿日:2008/08/12(火) 16:53:36 ID:bIb8bRUq

そういえば、奈良の単純所持違反条例で
一人だけ捕まってたけど、あれなんでばれたんだっけ?
DVD1枚だけだよね?持ってたの。
やっぱり顧客情報押収かな。


 

 

 



461 名前:朝まで名無しさん[]
     投稿日:2008/08/12(火) 17:02:53 ID:blRXQ0dx

確か名簿だったな。
奥村弁護士によれば、単純所持禁止は実質的に譲受罪として
扱われているみたい。
というかあまり機能してないみたいだが。

なお奥村弁護士は譲受罪の創設で足りるとしているし、
与党案や現行法のあり方に批判的で民主党案には好意的だね。

与党PTにも顔がきいているし、彼の意見は重いみたい。




487 名前:朝まで名無しさん[]
     投稿日:2008/08/12(火) 22:31:21 ID:blRXQ0dx

単純所持禁止しても実行性がなく、事実上譲受罪として扱われているなら、
譲受罪を創設すれば十分ではないかとも思う



 

 

 



489 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k [sage]
     投稿日:2008/08/12(火) 22:45:06 ID:bIb8bRUq

まあ、単純所持禁止に行く前にワンクッション置いて
それでもいいかもね。民主党の案がそうなのかな。
ただ、コレクション自慢とかでネットに頒布する奴に対する
抑止になるかどうかはわからんけど。

ちなみに、「定義が曖昧」 という理由で冤罪の懸念を
訴えている規制反対派なら、それすらダメということになるんだろうな。


 

 

 



490 名前:朝まで名無しさん[]
     投稿日:2008/08/12(火) 22:50:23 ID:blRXQ0dx

譲受罪があるなら別に単純所持禁止がなくても良さそうなもんだが。
そんなにこだわらなくても

あと譲渡譲受について罰せられるんだから、抑止力にならないことはなかろう

まぁ勿論、刑事法である以上、児童ポルノなり譲受の定義は
厳密に考えるべきではある



 

 

 



492 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k [sage]
     投稿日:2008/08/12(火) 23:17:31 ID:bIb8bRUq

>>譲受罪があるなら別に単純所持禁止がなくても良さそうなもんだが。

過去の譲受は遡及されないだろうから、所持してても罰則は無い。
ということは、やっぱりネットに頒布する奴はでてくるだろう。
現に、頒布が禁じられてる現行法でもやる奴はいるわけだし、
深夜にアップして夜明けに削除するとかだと摘発も難しいだろう。

>>児童ポルノなり譲受の定義は厳密に考えるべきではある

規制反対派が言ってる定義ってのは、表現内容の違法適法の線引きでしょ。
扱うものが表現だから、曖昧になるのは止むを得ないと思うんだが。
刑法175条なんて、 「わいせつな」 しか書いてないし、
他にも軽犯罪法なんか 「正当な理由」 「相当の注意」 のオンパレード、
迷惑防止条例とか有害図書指定なんかもあちこち曖昧だしね。

まあ、単純製造もそうだけど、一回決まった法律には文句言わないって
いうんなら、単純所持禁止になっても、一年もすれば
何も文句言わなくなるんじゃないの?規制反対派は。


 

 

 



524 名前:朝まで名無しさん[sage]
     投稿日:2008/08/13(水) 12:23:40 ID:cwUtWeB3

もちろんある程度曖昧になるのは止むを得ないとしても、
できる限り明確に規定すべきであるとは思うね
憲法上保障されている明確性の原則の理念に照らしても、その方が妥当だし

確かに刑法175条については合憲判決が出ているけれども、
それは憲法に違反するか否かを判断したに過ぎず、
その定義が妥当であるか否かの議論を排除するわけではない

確かに刑法は一般法だからある程度包括的な規定も
しかたがないという指摘もあろうが、表現の自由に関わる問題だし、
表現行為への萎縮効果を生む可能性や思想言論の自由市場という
理念の点からも定義は厳格にするのが望ましい

軽犯罪法や迷惑防止条例なんかは日常生活の多様な行為を
規制しようとするものだから、ある程度包括的な規制に
なってしまうかもしれないが
猥褻物とか有害図書とかならある程度の類型化・法文化は可能だと思う

なお、以上の指摘は「法の矛盾を正す」的な話になってしまうことは
付け加えておく



525 名前:朝まで名無しさん[sage]
     投稿日:2008/08/13(水) 13:05:03 ID:cwUtWeB3

また個人的には児童ポルノの定義の見直しないし厳格化は必要だと思う

まず、現行法の定義は国民世論や認識に対応しているのか疑問
現行法の定義は裁判所によると芸術性と児童ポルノ該当性は関係ないうえ、
「性欲を興奮させ又は刺激するもの」であってわいせつ性の基準は
猥褻物よりハードルが低い

それゆえサンタフェや家族写真が児童ポルノに該当しうるという問題が生じる
(実際に逮捕等がされるかは別)
はたしてこのような写真集や写真を「児童ポルノ」と法的に評価するのが
国民世論に合致しているのか?
何も知らない人に「児童ポルノとはナンですか?」と尋ねれば、十中八九、
「幼児がレイプされて・・・」とか「援助交際が・・・」と答えるのだろう
とすればこのような現在の国民世論との不一致を生じさせるような定義を
定めた立法を放置することは妥当なのか?

次に、児童ポルノの定義を一見してできる限り明確にしないと
表現活動に萎縮効果が生じるし、国民に犯罪の予測可能性を
与えるという点からも妥当ではない

そして、定義が不明確だと、捜査機関が恣意的な運用をしかねないし、
逆に捜査を萎縮させないだろうか?
何が児童ポルノかを立法段階でできる限り明確にしておくことで、
運用する捜査機関の裁量的判断に歯止めがかかり、
仮に悪意ある者がいるとしてもその乱用によるリスクを低下させることができるし、
取り締まる対象たる児童ポルノがはっきりすれば
これまで取り締まるべきか否かが躊躇されるようなケースでも
迅速かつ適切な判断が可能になると思う

また、定義を厳格にするということになれば、「所持」や「譲受」よりも
「児童ポルノ」を厳格にするのが適切だと思う
まず「所持」や「譲受」という行為を厳格にしようとしても、
それ自体は客観的な行為であり、思い切った限定はできない

次に「性的好奇心を・・・の目的」という目的で制限するのも妥当ではないと思う
なぜなら、主観的事情で制限するのはやはり不明確であるし、
主観面を認定するのは被疑者の自白が重視されるところ、
自白の偏重を招きかねないから

また、「児童ポルノ」は結局のところ裁判官の判断で意味が確定する
構成要件であるし、その意味が一義的に決定されるものではないから、
国民世論を見つつ、ある程度柔軟な変更もできる

これも「法の矛盾を・・」的な指摘になるのかな



 

 

 



528 名前:captain_nemo_1982 ◆Rkh.UWPg4k [sage]
     投稿日:2008/08/13(水) 13:56:28 ID:1RgYPwBr

論点が明確に切り分けられていて、非常に勉強になる。
そういうことであれば、更なる定義の明確化の必要性は十分理解できる。

ただ、反論ではないが、今が三年おきの児ポ法改正時期で
あるという現実を踏まえ、

 「10年間の児ポ法運用実績を評価して、
     議論に時間がかかる定義問題は据え置く」           

という代替案は有効かどうか?と考えてみる。

ここで直ちに反論として

 ●心交社の一件で水着が児ポ法違反で立件されかけた事例
 ●志布志や富山の冤罪事件、または数々の痴漢冤罪事件
   から判明した警察の強権捜査体質

の2点の提示が予想されるので、あらかじめ再反論しておく。

まず前者だが、児ポ法の曖昧な定義による恣意的運用として
しばしば規制反対派の槍玉に上がる一件だが、
かなり悪質な事例であったという点を隠蔽する傾向が見受けられる。

 ●作品は水着が透けて見えたり白濁液をかけた野菜をくわえるシーンや
   局部の形がわかったりするような画像があった
 ●保護者の同意無し
 ●ギャラは5万円、しかも未払い
 ●被害少女が家出中に2作目を海外で撮影
 ●親が警察に届け出て発覚

周知のとおり、検察は児ポ認定したにもかかわらず、
公判維持を考慮して児童福祉法違反に切り替えた。
ここに、なんらかの司法取引的なものがあったかどうか
定かではないが、児ポ認定の範囲拡大に一定の歯止めが
かかったという点は留意する必要がある。

正直、最後まで児ポ法違反で貫徹して、裁判所が
どういう判断を下すのか見たかったところではあるが。

次に後者。狭義の刑法のみならず、刑事罰が規定されている
法全般において、冤罪の可能性は常に排除できないわけだから、
これを児ポ法の定義のみに原因を求めるのは筋違い。

いかに定義を厳格化しようと、自白強要や証拠捏造などの
捜査権濫用はいくらでも可能なのであって、これらは
あくまで刑事訴訟法の改正によって解決すべき問題と考える。
 (聴取過程の可視化とか、冤罪被害者の救済措置の充実、
   関係者処分厳罰化、など)

反対派の論理に従うと、公職選挙法や迷惑防止条例の
改正もしくは廃止を訴えるということになってしまう。


結論として繰り返すが、児ポ法の定義未整備に端を発した冤罪や
捜査権濫用が行われた事実は無いという結果責任を評価すべきと思う。
また、全国で唯一単純所持規制を施行している奈良県の運用実績も
モデルケースとして参考にすべきだろう。


>>525

>>現行法の定義は国民世論や認識に対応しているのか疑問

チャタレイ裁判では、必ずしも国民一般の認識に
沿う必要は無いと言う判例がでているが、これを援用できないだろうか?

>>サンタフェや家族写真が児童ポルノに該当しうるという問題が生じる

これも、児ポ認定されていないという実績は評価できない?
全て知ってるわけじゃないが、清岡純子作品や思春の森なんかの
実例を見る限り、無修正であるかどうかがひとつの基準になっていると
思われるが。


 

 

 



541 名前:朝まで名無しさん[sage]
     投稿日:2008/08/13(水) 20:19:01 ID:cwUtWeB3

前者について、奥村弁護士によると

■[児童福祉法][児童ポルノ・児童買春]女子高生Tバックの攻防
…警視庁VS東京地検 17:16

大阪地検なら起訴しているような事案ですが、表現の自由とか、
年齢とかを考慮したんだと思いますね。
これまでも出版社の製造罪・提供罪は罰金にしてました。
次に同じ行為をしたら同じ判断になるとは思いません。
法律の出来が悪いと、切れ味が悪くなります。特別法ですから、
処罰範囲を明確にして(研いでおいて)、バサッと斬るのが理想です。


検察は個人で判断することも多いからブレが出てくるんだろう。
だから限定をかけるのも合理的かと。


後者について、確かに児童ポルノの定義をいかに厳格にするとしても
解決できないだろう。その指摘はもっともである。
もちろん自分としてもそれだけで解決できるとは思っていない

しかし、「あくまで刑事訴訟法の改正によって解決すべき問題と考える。
(聴取過程の可視化とか、冤罪被害者の救済措置の充実、
関係者処分厳罰化、など)」
ということで「定義の厳格化を図るり冤罪や捜査の乱用を防ぐ」
ことへの反論にはなりえない

というのも、憲法の保障する適正手続は実体法と手続法それぞれの
アプローチから実現されるべきであるところ、
実体法の定義の厳格化でそれらの弊害の除去が可能であるならば、
手続法の改正をもって厳格化を否定する根拠とはなりえない。

つまり両方やればいいということ
なお、個人的には、反対派が定義の厳格化のみをもってそれらの弊害を
除去できる旨を主張していると断言できるとは思えない
奈良の件についても、条例であって県内にしか適用できないので
単純な比較は困難だけれども


>>チャタレイ裁判では、必ずしも国民一般の認識に沿う必要は無いと言う
>>判例がでているが、これを援用できないだろうか?

自分はこの判例の粗雑な理論構成にあきれているが、幸いにも
この超社会的社会通念の理論はその後の判例で採られていない
(むしろ現在では猥褻物規制の根拠は不明確になっており、
捜査当局も規制を緩める方向で進んでいるのが現状)
この理論を支持するにしても、その理論の合理性の根拠及び援用することの
合理性の根拠を示さなければならない





                     (2009/12/28 entry)



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